「「世界文学」から「文学世界」へ」若島正×菅啓次郎×桜庭一樹 お三方のお勧め三作と、「世界文学」についての鼎談。ざっと概説といった感じでちょっと不完全燃焼気味。もっと深い話をしてもらいたかった。 各国作品の研究者や翻訳者による、各国文学事情が…
まずは手にとってうっとり。表紙〜表紙裏〜目次ページにまたがってエッセイが掲載されています。収録作一篇をまるまるブックデザインにしてしまったわけです。IとTを組み合わせたレタリングがそのままタイトルバックに。音符のようにもみえる丸と三角(タ…
「貴賤なき宇宙の素潜り」古川日出男×吉増剛造 「Pink Dog」という詩に過剰に反応する吉増氏が面白い。「pink」と書かれると、ただ単に赤裸で剥き出しというよりも、皮膚がめくれて肉が剥き出しになっているような印象を受ける。人間の皮膚を一枚一枚めくっ…