『ユリイカ』2008年3月号通巻548号【新しい世界文学】★★★★★

「「世界文学」から「文学世界」へ」若島正×菅啓次郎×桜庭一樹 お三方のお勧め三作と、「世界文学」についての鼎談。ざっと概説といった感じでちょっと不完全燃焼気味。もっと深い話をしてもらいたかった。 各国作品の研究者や翻訳者による、各国文学事情が…

『ユリイカ』2006年9月臨時増刊【総特集稲垣足穂】★★★★☆

まずは手にとってうっとり。表紙〜表紙裏〜目次ページにまたがってエッセイが掲載されています。収録作一篇をまるまるブックデザインにしてしまったわけです。IとTを組み合わせたレタリングがそのままタイトルバックに。音符のようにもみえる丸と三角(タ…

『ユリイカ』2006年08月【特集*古川日出男 雑種の文学】★★★★★

「貴賤なき宇宙の素潜り」古川日出男×吉増剛造 「Pink Dog」という詩に過剰に反応する吉増氏が面白い。「pink」と書かれると、ただ単に赤裸で剥き出しというよりも、皮膚がめくれて肉が剥き出しになっているような印象を受ける。人間の皮膚を一枚一枚めくっ…


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