『ネムキプラス』2018年9月号(朝日新聞出版)「夢魔の紀行」01「エンゼル・ヘアー」伊藤潤二 伊藤潤二の新連載。金色の髪が舞う村に迷い込んだ女性を襲う出来事……。ラヴクラフトみたい。「百鬼夜行抄」123「誰かがつけた鈴の音」今市子 遺体処理業者で働く…
『ネムキプラス Nemuki+』2018年3月号(朝日新聞出版)「百鬼夜行抄(121)凍える檻 前編」今市子 ――入院している律の前に、病院に住み着いている妖魔が取引を持ちかけてきた。律は取引を断ったが……。 しっかりとした自我のある妖魔って久しぶりに出てきた…
『ことなかれ』10「業火」オガツカヅオ/星野茂樹 不審火が続き、現場からは髪の毛を燃やしながら逃げる「プス男」が目撃されていた。キャバクラで働くひさのたちはウィジャボードで暇つぶしをしながら、そんな噂を話していた。行動原理が息子に対する愛情で…
『Nemuki+ ネムキプラス』2017年11月号(朝日新聞出版)「百鬼夜行抄」120「彼岸の果実(前編)」今市子 ――ようやく見つかった水脈伯母の親族の子のためドナー適合検査を受ける飯島一族だったが、律だけは不安を感じていた。そんななか律は通り魔に襲われ………
『Nemuki+ ネムキプラス』2017年9月号『ことなかれ』8「涼風」オガツカヅオ/星野茂樹 ――ドライブ中に山道から転落した四人家族。気づくと両親は拘束されており、幼い息子だけが連れ去られた。ことなかれ課のしずくは、発見者の山伏の弟子と付近の声をたぐ…
『巨娘』(4)木村紺(講談社 good!アフタヌーンKC) 2016年11月号(ウコ白清・日ヨ子との焼鳥対決)〜2017年5月号(不味いラーメン店クレーム対応)までが収録されています。焼鳥対決の第2回目終盤に3ページの追加あり(ほかにもあるかな?)。ジョー…
『ネムキ・プラス Nemuki+』2017年5月号(朝日新聞出版)『毒姫の棺』(第1回)三原ミツカズ 『毒姫』の続編後日譚。一人残されたハルがリコリスを偲び復興に力を注ぎ重圧に苦しんでいます。『未知庵のきなこ体操』「モミモミ」未知庵 G退治に呼んだ便利屋…
『百鬼夜行抄』117「けあらしの足跡」今市子 ――坂元海は幼い頃から他人には見えないものが見えたが、人前ではそれを口にしないよう口を閉ざしていた。仲良くなったのは海辺の「けあらし」とだった。けあらしに言われるままに、兄の恭一を悪いモノから守ろう…
『百鬼夜行抄』106「縁《えにし》の廊下」今市子 ――八重子は劇場で話しかけて来た女性に見覚えがあるような気がしていた。もしかすると、疎遠になっていた蝸牛の姉なのではないか……。一方、開が遺品整理で訪れた家には、一人で母親を待つ少年と、和室に横た…
『百鬼夜行抄』114「一夜華」今市子 ――里加はこれまでうまくいかない人生を送ってきたが、このたびお見合い相手の男性と結婚することになった。一方、飯島家では大学院進学を悩んでいる律のところに、司と晶が線香花火と酒盛りをしに訪れた。 里加は、これま…
『Nemuki+ ネムキ・プラス』2016年7月号(朝日新聞出版)『百鬼夜行抄』113「身中の虫」今市子 ――律は卒論と進路で悩んでいた。参考にしようとした卒業生の論文はページが欠けていた。雨に降られて熱を出してしまった律は、開の言葉や青嵐のことで頭がぐる…
『未知庵のきなこ体操』「入れ歯」未知庵 はぐれてしまった入れ歯を探してくれ……その時点で充分にシュールなのですが、入れ歯が無事に見つかってからの展開はもはや神がかっていました。オチの一言のインパクトがたまりません。『こんな私がスリランカでゲス…
「謎のあの店」松本英子 オーダーメイドのノート屋さん。ユポ紙のノートが欲しい。。。『百鬼夜行抄』112「満願成就の月」今市子 定期預金の満期が近づいていることを伝えに来た銀行員の河井さんは、八重子の茶道教室の生徒でもあった。二十八回目のお見合い…
あらまき美里の新作が載っていたので購入。『百鬼夜行抄』111「最後の一人」今市子 ――山野井の家は死に絶えようとしていた。飯島に頼もう――。だが蝸牛の力を目の当たりにした山野井家の人々は、却って蝸牛を恐れて遠ざけ、祟りは続いていった……。そして現代…
『Nemuki+(ネムキプラス)』2015年5月号「こくりまくり」オガツカヅオ ――俺にはうっすら予知能力がある。木目米《キメゴメ》さんから告られるのもわかっていた。「俺の好きなのは……霊の見える子だ」。7年後の今、約束通り霊が見えるようになったキメゴメ…
『月刊アフタヌーン』2014年6月号(講談社) 今月は四季賞受賞作掲載です。「我らの女神さまっポスター」&「コメント集」五十嵐大介・市川春子・岩明均・木村紺・鶴田謙二ほか 『ああッ女神さまっ』最終回記念。連載作家による女神さまイラスト集。カラスヤ…
待っていました! ほんとうに待ちくたびれました! オガツカヅオ復活です。『りんたとさじ』ではなく『いついたるねん』の方ですが。『りんたとさじ』も復活してほしいなあ。 「眠り屋敷」あらまき美里 魔法や不思議が大好きな夢見る少女リノは、洋服ダンス…
『Nemuki+(ネムキ プラス)』2013.5 創刊号 リニューアル創刊されました。表紙からするとかなり乙女向けになったのでしょうか。『百鬼夜行抄』97「遊戯の季節」今市子 青嵐が「でかいもの」を家に持ち込もうとするのを止めた律。そのころ少女は、敷石を島…
「謎のあの店」松本英子。ドイツビアレストラン。これははたしてドイツのノリなのか昭和のノリなのか――。「未知庵の三時のお水」「たけのこ」。自分で出てこれるんだ(^_^;。どうして埋まってるんだろう。「百鬼夜行抄」「森の番人」今市子。結界を張った…
『百鬼夜行抄』「またいつか必ず」は、本当にひさかたぶりに三郎さん(人間バージョン)登場。久しぶりに開さんネタではないのが新鮮でいい。 楽しみにしていた「謎のあの店」は、今回は残念なことに番外編。「前世療法」体験。 同じく楽しみにしていた未知…
むう。来月も『りんたとさじ』は掲載されない。乙女チックな作品が多いなあ。「謎のあの店」松本英子 今回はラーメン屋さん。「古きよき昭和の下町のような」お店です。『百鬼夜行抄』「亡者の書」今市子 開さんの行方の続きと、蝸牛の日記を調べようとして…
今月号は再録が二つ(伊藤潤二「富江」と諸星大二郎「栞と紙魚子」のそれぞれ第一話)に、「毒姫」まとめガイド、という至ってやる気のない内容でした。「百鬼夜行抄」も休載だし。 そんな物足りなさを吹き飛ばすかのように、未知庵が二作掲載されています。…
『百鬼夜行抄』「若水取り」今市子 ――着物を誂えに、おじいちゃんも世話になっていた店に向かった律。店の職人は若い兄妹だった。兄に鬼が憑いているのが見えたが、放っておくべきなのか――?。 久々に司が大きく登場。それ自体が伏線でありました。若水取り…
『百鬼夜行抄』「毒の皿」今市子 ――行方不明の開の身を案じ、警察に捜索願を出した環。身許不明の死者が見つかるたびに、確認におもむくが……。開ではないとわかって、がっかりするべきなのか、ほっとすべきなのかも、わからなくなってきて……。 今回はあんま…
おっ、『コミックシンカン』VOL.2が発売予定です。8/20。今回もオガツカヅオと川原由美子と未知庵と松本英子が掲載予定。 「続死者の大学〜デッドマン・アカデミー〜」かまたきみこ ――天国にある「死者の大学」には古今東西の科学者や芸術家が新たな研究や製…
『ななめの音楽』#8「Red Sweet Strawberry」川原由美子 いよいよ佳境? 「ななめの音楽」が明らかになり、夢見るこゆるが空飛ぶ天使の羽根から空飛ぶ戦闘機という現実を目にして戸惑う。『百鬼夜行抄』「亀裂の家」今市子 「線が出る」家を調査していた開さ…
『ななめの音楽』#7「Fairy Tale - Airy Veil」川原由美子 ★★★★★ 今回は長めです。まな希がアイドルとしての仕事でホイールウォッチングをするエピソード、光子が眠っているあいだにこゆるが「雲の上で眠りつづけるお姫さまと下界にただようその黒く長い髪…
『百鬼夜行抄』と『毒姫』の二篇も休載という、何だかやる気のない号です。『りんたとさじ』「つぐ人」オガツカヅオ ――依頼人の家を訪ねると、おばさん三人がテーブルの上の人形を囲んで座っていました。三人は子どものころの「花子遊び」のことを話し始めま…
『念力短歌道場』(43)笹公人 「うっとりと「別れの曲」を弾いている……」の短歌の方は演奏者が主体なのに、漫画の方は椅子が主体なのが、コラボレーションならではでした。『毒姫』三原ミツカズ イスキア王子がグランドルに攻め入り、王城の「グランドル王…
『ななめの音楽』(#4)「Ruins」川原由美子 いよいよ「ななめの音楽」に近づいて来ました。今ごろになってようやく、4話とも怪談風に描かれていることに気づきました。一話目は未来を占う機械、二話目は幽霊、三話目は実際にはいないお嬢様、そして今回…