『あなたならどうしますか?』シャーロット・アームストロング/白石朗他訳(創元推理文庫)★★★☆☆

『The Albatross』Charlotte Armstrong,1957年。 「あほうどり」白石朗訳(The Albatross,1957)★★★☆☆ ――部屋を間違えた酔っぱらいを、暴漢と間違え殴りつけたトムとエスター・ガードナー夫妻は、翌週の新聞でその男コートニー・コールドウェルが死んだこ…

『夢を喰う女』シャーロット・アームストロング/林房雄訳(東京創元社クライム・クラブ8)★★★★☆

『The Dream Walker』Charlotte Armstrong,1955年。 皆さんは私の名前が新聞に出たのを覚えておいでだろう。オリヴィア・ハドスン、ニューヨーク市立女学校の演劇部教師。ジョン・ポール・マーカスは、私の祖母の義弟である。あの連中がひきずり倒そうとし…

『Then Came Two Women』Charlotte Armstrong(ACE GIANT DOUBLE NOVEL BOOK)★★★★☆

『爰に二人の女来たり』シャーロット・アームストロング,1962年。 二年のあいだ精神病院に入院していたMaggie Dyerは、三歳だった息子Michaelと一歳だった娘Maryが養子に出されていたことを知る。相手は女優のJoss Bringgold。Maggieは子どもを取り戻せない…

『The One-Faced Girl』Charlotte Armstrong(ACE GIANT DOUBLE NOVEL BOOK)★★☆☆☆

『裏の顔のない少女』シャーロット・アームストロング,1963年。 Suzan Millerは田舎の山から出てきた何も知らない20歳の女の子。化粧の仕方も「男は狼」の意味もアパートの隣人に教えてもらった。定時に帰ることも知らないので、勝手に残業していると、社長…

『Catch-as-Catch-Can』Charlotte Armstrong(ace GIANT DOUBLE NOVEL BOOK)★★★☆☆

『行き当たりばったり』シャーロット・アームストロング,1952年。 Dee Alisonは婚約者Andy Talbotを連れて、従姉妹のLaila Breenに会いに来ていた。Jonas老人の遺産は、ほとんどがフランス帰りのLailaのものとなっており、従兄弟のClive Breenはそれが気に…

『The Black-eyed Stranger』Charlotte Armstrong(ACE GIANT DOUBLE NOVEL BOOK)★★★☆☆

『黒目の不審者』シャーロット・アームストロング,1951年。 Alan DulainとKay Salisburyは婚約者同士。元新聞記者のSam Lynchはひょんなことから、ギャングのAmbielliと子分のBaby HhenbaumがKayの誘拐を企んでいるのを、耳にしてしまう。誘拐計画を人に教…

『ノックは無用』シャーロット・アームストロング/藤瀬恭子訳(小学館文庫)★★★☆☆

『Mischief』Charlotte Armtrong,1950年。 マリリン・モンロー主演『ノックは無用』の原作。他のアームストロング作品とはちょっと毛色の違った作品です。 ピーター&ルース・O・ジョーンズ夫妻はホテルの807号室に九歳の娘バニーを残してパーティーに出か…

『見えない蜘蛛の巣』シャーロット・アームストロング/安野玲訳(小学館文庫)★★☆☆☆

『The Chocolate Cobweb』Charlotte Armstrong,1948年。 産院で取り違えかけられた過去を持つアマンダ・ガースは、ひょんなことから取り違えの相手であるギャリスン父子に遭遇した。息子のソーン・ギャリスンに心を奪われたアマンダは、著名な画家である父…

『疑われざる者』シャーロット・アームストロング/沢村灌訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)★★★☆☆

『The Unsuspected』Charlotte Armstrong,1946年。 ロザリーンが首をくくって死んだ。婚約者のフランシスと、フランシスの叔母ジェーンは、遺書が捏造されたものだと見抜き、ロザリーンが秘書として働いていた元演出家グランディスンを疑うが、証拠がない――…

『The Innocent Flower』Charlotte Armstrong(Zebra Books)

『無心な花』シャーロット・アームストロング。1945年。 マクドゥガル・ダフもの三作目にして最後の一冊は、アームストロング版『スイート・ホーム殺人事件』でした。 土砂降りに遭い車を停めたマク・ダフ。向こうにも同じように車を停めている人がいて、ど…

『魔女の館』シャーロット・アームストロング/近藤麻里子訳(創元推理文庫)★★★★★

『The Witch's House』Charlotte Armstrong,1963年。 同僚エヴェレット・アダムズ教授の不正を目撃した大学講師パット・オシーは、逃げ出したアダムズを車で追いかけるが、追いつめられたアダムズの反撃に遭い、大怪我をしてしまう。目が覚めるとベッドに寝…

『The Case of the Weird Sisters』Cherlotte Armstrong(Zebra Books)★★★☆☆

シャーロット・アームストロング「マク・ダフ」シリーズ第二作『三人の魔女事件』。1943年初刊。読んだのは1992年の再刊本。タイトルの「weird sisters」は前作同様シェイクスピア『マクベス』より。第一幕第三場・第五場・第二幕第一場・第三幕第四場・第四…

『風船を売る男』シャーロット・アームストロング/近藤麻里子訳(創元推理文庫)★★★★☆

『The Balloon Man』Charlotte Armstrong,1968年。 作家の卵ウォード・レイナードはプレッシャーからドラッグ漬けになり、我が子ジョニーに暴力をふるい怪我をさせた。妻のシェリーは離婚を決意するが、ウォードの両親は孫のジョニーの親権を要求した。ウォ…

『Lay On, Mac Duff!』Charlotte Armstrong(ZEBRA MYSTERY)★★★★☆

わたしベッシー・ギボンは20歳、もうすぐ結婚する。だけど二月にあれが起こったときにはまだ19歳だったのだ。両親を亡くし、ニュー・ヨークのおじに引き取られることになったわたしを、駅に迎えに来たのはヒュー・ミラーという30歳くらいの青年だった。おじ…


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