『Fiction』58(OPTA)

フランスのSF雑誌。翻訳7篇と創作4篇とエクスポ・レポートと書評を掲載。「地球の脅威」ロバート・A・ハインライン「やさしき天使たち」C・S・ルイス「Le Rival(The Duel)」Joan Vatsek 「Un Jour comme les autres」Marcel Battin(いつもと同じ日,…

『Les Oiseaux de cuir』Gilles Thomas(Fleuve Noir)★★★★☆

ジル・トマ、別名Julia Verlanger(ジュリア・ヴェルランジェ)の短篇集。 「Préface」Stefan Wul(序文,ステファン・ウル) ――本屋にジュリア・ヴェルランジェの本を頼んでいる人がいたとする。「SFがお好きなのですか?」「そう言うわけではないんだけ…

『ce qui vient des profondeurs: anthologie de la science-fiction française 1965-1970』Gérard Klein&Jacques Goimard編(seghers)

ジェラール・クランによるフランスSFアンソロジー第3弾。60年代後半編。「Avis aux directeurs de jardins zoologiques」Gérard Klein(動物園園長への忠告,ジェラール・クラン,1969)★★★★☆ ――子どもが象に落花生をあげようとしていたので抱っこしてあ…

『En un autre pays; anthologie de la science-fiction française ** 1960-1964』Gérard Klein編(seghers)

1976年発行。ジェラール・クランによるフランスSFアンソロジーの第二弾(60年代前半編)。ぐっとアメリカSF風の作品が増えて面白くなりました。 「Préface」Gérard Klein(序文,ジェラール・クラン) 60年代前半というのはフランスSFにとって、黄金の…

『le grandiose avenir ; anthologie de la science-fiction française les années 50』Gérard Klein et Monique Battestini編(seghers)

フランスSFのアンソロジー。フランスのSF――といってもピンと来ません。調べてみても終末ものや幻想小説ばかりで本格的なものがあまりなさそうなので、実際に作品を読んでみることにしました。ガイド本や通史からは抜け落ちてしまう作家の良作が読めるの…


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