『ジャーロ』No.9 2002.AUTUMN(光文社)

『ジャーロ』No.9 2002.AUTUMN(光文社) 創刊2周年特大号と銘打たれています。 「追悼特集 安らかに、ヘンリー・スレッサー」木村仁良 欧米では主要紙に死亡記事が掲載されなかったそうです。寂しい気もしますが、一昔前のショートショート作家というとそん…

『ジャーロ』No.4 2001.SUMMER(光文社)

『ジャーロ』No.4 2001.SUMMER(光文社) 当時麻耶雄嵩の新作「白幽霊」だけ読んで積ん読していたものをようやく読みました。 「巻頭インタビュー Hello GIALLO」ヘンリー・スレッサー 「気に入った売り家」のアイデア元について話してくれていますが、本誌…

『小説新潮』2017年12月号【ファンタジー小説の現在】

勝山海百合の作品「落星始末」目当てで買ったのですが、読まずにいるうちに『短篇ベストコレクション 現代の小説2018』に収録されてしまったので、ほかの作品だけ読みました。……と言ってもあまり読むものがありません。『隣のずこずこ(抄)』柿村将彦 ――隣…

『文学ムック たべるのがおそい』vol.6【特集 ミステリ狩り】

【特集 ミステリ狩り】「ボイルド・オクトパス」佐藤究 ――かつて筆者は「フォーマー・ディテクティヴ」というノンフィクションを連載していた。引退した元刑事の日常を取り上げた。これからお読みいただくのは、最終回を飾るはずだったエピソードである。唯…

『ミステリマガジン』2017年11月号No.725【幻想と怪奇 ノベル×コミック×ムービー】、『本の雑誌』2017.10

「一壜のペリエ水」イーディス・ウォートン/小林晋訳(A Bottle of Perrier,Edith Wharton1926) ――考古学アメリカン・スクール所属のメドフォードは、変わり者のイギリス人の友人アーモドハムに会いに砂漠を訪れたが、アーモドハムは不在だった。イギリス…

『good!アフタヌーン』2017年6月号「シューゲイザー」イトウアキ、「ばっせん」金子亮介

「シューゲイザー」イトウアキ ――田舎の山を走り回るのが好きな月葉。一人になりたい月葉は、女子からはむっとされ男子からはクールだと憧れられていた。笑顔で山を走っているところを転校生・春雪に見られ、トレイルランニングに誘われることになった。 四…

『ダ・ヴィンチ』2016年6月号【「御手洗潔」特集】

「島田荘司ロングインタビュー」 目新しいことはあまりありませんでしたが、「(御手洗を)将来的には帰国させてもいいと思っているんですよ」「やっぱり書いていて石岡君がいないと、寂しい」といううれしい一言が! その一方で「『屋上の道化たち』を書い…

『幻影城』2016年1月No.55終刊号【創刊40周年記念「幻影城」作家大特集】

飽くまで「休刊」中だった雑誌『幻影城』が、創刊40周年を機についに「終刊」となりました。『幻影城』の中心作家たちの多くは故人となってしまっているので、珍しい作品や草稿や遺稿などを中心に構成されています。 「特集=泡坂妻夫」「MS一〇六号機事件…

『早稲田文学』2015年冬【世界文学ケモノ道 ぼくたちはなぜ動かずにいられないのか?】

『早稲田文学』2015年冬【世界文学ケモノ道 ぼくたちはなぜ動かずにいられないのか?】「望遠鏡」ダニーラ・ダヴィドフ/秋草俊一郎訳(Телескоп,Danila Davydov,2012)★★★★☆ ――イペリマンはついていた。爆発はバスの乗客を鏖しにした。ひとり、彼をのぞい…

『CREA』2016年2月号【大人の少年少女文学。】

いろいろな切り口から児童文学が紹介されています。ファッションやお菓子といった女性誌らしい切り口もあれば、「子どもの物語が始まるベッドいろいろ」では、子ども部屋とベッドの場面を、当時の社会状況家庭状況と結びつけるという鋭い切り口もありました…

『MONKEY モンキー』vol.3【特集 こわい絵本】

『MONKEY モンキー』vol.3【特集 こわい絵本】「GHOST GOES IN THE DOOR」JON KLASSEN★★★★★「まぶたのある生きものは」ジョン・クラッセン・絵/小川洋子・文★★★★★ ――まぶたのある生きものは/一種類の世界しか見られない。/だからもし、すぐ隣に座る君に/…

『マンガ・エロティクス・エフ』Vol.74【不思議の国のつばな】

『マンガ・エロティクス・エフ』Vol.74【不思議の国のつばな】 買いそびれていた雑誌を購入。つばなインタビュー&対談。(当時の)つばな新連載「バベルの図書館」および、石黒&ツナミノ鼎談、99の質問、NHK・FMシアター訪問。学生時代のつばなさんが、友…

『小説新潮』2013年9月号【特集 幻視者の系譜】

『小説新潮』2013年9月号【特集 幻視者の系譜】(新潮社)「食書」小田雅久仁 ★★★★☆ ――書店の横の便所の戸を開けると、女が便器の蓋を下ろし、その上に腰かけていた。本を読んでいるわけではない。女はそのページを破り取り、わしゃわしゃと丸めはじめたかと…

『アフタヌーン』2013年8月号(講談社)

『げんしけん 二代目』89「フェスティバル・EVOL」木尾士目 巻頭カラー。女装をやめた波戸くんが、斑目先輩をふっきるために取った行動とは――。『芸能すまいる日和』(1)十野七 新連載。四季大賞受賞者による萌オタク向け漫画。『おおきく振りかぶって…

『ゲッサン』2013年6月号、『アフタヌーン』2013年7月号

『ゲッサン』2013年6月号(小学館) 創刊4周年記念。アメコミ調の表紙で登場。『ひとりぼっちの地球侵略』15「雲上之茶会」小川麻衣子 巻頭カラー。アイラのお婆さまとの会談、は何事もなく済みましたが、凪から衝撃の一言が。『切り裂きウォルター』3「化…

『MASTERキートン Reマスター』5「女神とサンダル」浦沢直樹(『ビッグコミックオリジナル』2013年5月20日号

『MASTERキートン Reマスター』5「女神とサンダル」浦沢直樹 日本に戻ってきたキートンは、昔なじみの女性・トレメイン直美を守ってほしいと太平から頼まれる。向かいの家の男が、飼い猫・サンダルが温室に忍び込んだのを恨み、猫と直美の命を狙っているとい…

『ユリイカ』1月臨時増刊号(平成24.12.25/44-16)【百人一首 三十一文字にこめられた想い】

『ユリイカ』1月臨時増刊号(平成24.12.25/44-16)【百人一首 三十一文字にこめられた想い】 水原紫苑の対談が掲載されているので購入しました。『ちはやふる』のおかげで競技かるたブームであるらしく、それにともなう百人一首特集のようです。目次の裏に…

『週刊少年サンデー』2013年3月13日15号

『月光条例』「かぐや姫(38)」藤田和日郎 ネットで話題になっていたので読んでみることに。ああ、なるほど。ルイス・キャロルが好きな人は買っておいた方がいいかもしれません。

『読楽』2013年3月号

「化石少女(4)移行殺人」麻耶雄嵩 ――廃部の危機にある叡電部は、しがらみのある嵐電部との合併を有利に進めるため、文化祭でポイントを稼ぎたがっていた。だが部員の一人がレールで頭を殴られ、製作途中の展示模型は無惨に壊されているのが見つかった。 本…

『小説新潮』2013年2月号【推理小説的日常《ミステリーライフ》】

『小説新潮』2013年2月号【推理小説的日常《ミステリーライフ》】 麻耶雄嵩の新作が載っていたので購入。「五十二年目の遠雷」伊予原新 ★★★★☆ ――「雷を探してくれ」探偵事務所を訪れた男性はそう言った。五十二年前に神社で起こった火災。火の気がないことか…

『ナイトランド』Vol.3 2012年9月【異界への扉/追悼レイ・ブラッドベリ】

『ナイトランド』Vol.3 2012年9月【異界への扉/追悼レイ・ブラッドベリ】「夜の夢見の川」カール・エドワード・ワグナー/中村融訳(The River of Night's Dreaming,Karl Edward Wagner,1981)★★★★☆ ――護送車が転落したのに乗じて彼女は湾を泳いで逃げ出…

『東西ミステリーベスト100』週刊文春臨時増刊1月4日号

『東西ミステリーベスト100』週刊文春臨時増刊1月4日号 何気なく購入したところ、北村薫と折原一の対談と、前回ベスト100時の瀬戸川猛資の座談会が掲載されていました。前回の「あらすじ」「うんちく」のどれを北村氏と折原氏が書いたのかが明らかにさ…

『読楽』2012年11月号

『化石少女』(3)「自動車墓場」麻耶雄嵩 ――考古学部の合宿にやって来たまりあと彰。化石の発掘現場でスコールに降られて合宿所に戻る途中、廃車のなかに、来るときにはなかった死体を発見した。 今回は今までにも増して説得力のないまりあの推理いいがかり…

『GUNSLINGER GIRL』最終話(『電撃大王』2012年11月号)

『GUNSLINGER GIRL』が第100話をもって最終回を迎えました。タイトルは「希望」。 長い長いエピローグもこれにて終了。あれから数年後が描かれた、ほんとうのエピローグです。でも「その後」が描かれていない人たちがまだまだいます。クラエスはそれまでどお…

『ナイト・ランド NIGHT LAND』vol.2【ネクロノミコン異聞/モンスター・ゾーン】

【ネクロノミコン異聞】「シムーンズの紅の書」マイクル・ファンティナ/夏来健次訳(The Red Book of Simoons,Michael Fantina,2010)★★★☆☆ ――旧友のエプスフィールドが、かの稀覯書『死霊秘法《ネクロノミコン》』のなかの八ページを所有していて、それ…

『小説新潮』2012年9月号【Fantastic Fantasy】

「鳥語不同」勝山海百合 ――欧相岩が遠い異郷の珍しい風物や習慣について書き記した『鳥語不同録』――書かれている場所の多くは「二度は行かれぬ在郷」だ。女ばかりの村、よそ者との接触を忌避している村……。 『さざなみの国』番外編。「イチコさん」で新境地…

『小説すばる』2012年8月号【ノスタルジック怪談】

【ノスタルジック怪談】「遠い夏の記憶」朱川湊人 ――「十日ばかりヒショに行かへんか」。行く先で死んだ子の代わりをしてほしい。オヤジに頼まれ、訪れた家で俺は楽しく過ごしていた。あの夜が来るまでは。(袖コピーより) 金縛りが物体化・視覚化されてい…

『読楽』2012年7月号

「化石少女 第二話 真実の壁」麻耶雄嵩 ――まりあと彰が文化祭に向けてエディアカラ生物群のジオラマを作っていると、落雷とともに停電が起こった。照明が回復すると同時に、向かいの体育館の壁に人影が浮かび上がった。女子と思われる人影に短髪の男らしき人…

『マヨヒガ』vol.1

「遠野文化友の会会報」とあります。勝山海百合の短篇目当てに購入。遠野文化研究センター設立へのメッセージも寄稿されてました。「マヨヒガの犬」勝山海百合 ――東条が店の前で牛乳を飲んでいると、犬が吠えた。梵天、駄目だ、とリードを引いた男が犬を叱っ…

『読楽』2012年4月号

「化石少女」麻耶雄嵩 ――部員が神舞まりあ先輩と桑島彰の二人しかいない古生物部は、廃部の危機に陥っていた。そんな折り、新聞部部長が殺されて、古生物部にあったシーラカンスのかぶりものをかぶった犯人の姿が目撃されていた。変人のまりあ先輩は、事件を…


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