『紙魚の手帖』vol.17 2024 JUNE【謎解きの魅力、再発見! 初夏の翻訳ミステリ特集】

『紙魚の手帖』vol.17 2024 JUNE【謎解きの魅力、再発見! 初夏の翻訳ミステリ特集】『白薔薇殺人事件』クリスティン・ペイン/上條ひろみ訳 ――十六歳のとき、殺されると予言された通りに殺害された大叔母。彼女は、予言が的中したときのために、約六十年を…

『紙魚の手帖』vol.16 2024 APRIL【駅×旅】

『紙魚の手帖』vol.16 2024 APRIL【駅×旅】「きみは湖」砂村かいり ――毎年同じ日に同じ場所で購入された切符。いなくなった恋人が集めていたそれを頼りに、わたしは「湖に浮かぶ駅」に降り立つ(惹句より)「そこに、私はいなかった。」朝倉宏景 ――高3の夏…

『紙魚の手帖』vol.15 2024 FEBRUARY【創立70周年記念企画 エッセイ「わたしと東京創元社」】

『紙魚の手帖』vol.15 2024 FEBRUARY【創立70周年記念企画 エッセイ「わたしと東京創元社」】「創立70周年記念企画 エッセイ わたしと東京創元社」笠井潔、北村薫、田口俊樹、辻真先、エドワード・ケアリー 「矢吹シリーズ全十作が黄色の背表紙で揃うところ…

『紙魚の手帖』vol.14 2023 DECEMBER【読切特集「料理をつくる人」】

『紙魚の手帖』vol.14 2023 DECEMBER【読切特集「料理をつくる人」】「向日葵の少女」西條奈加「白い食卓」千早茜 ★☆☆☆☆ ――水族館で出会った女は、「お腹、すいていませんか」と私に声をかけ、弁当を差し出してきた(扉惹句) 弁当をすすめる初対面の人とそ…

『創元推理(10)』1995・秋号(東京創元社)

『創元推理(10)』1995・秋号(東京創元社) 第六回鮎川哲也賞の受賞作発表号であり、大賞受賞者である北森鴻と佳作受賞者である佐々木俊介と村瀬継弥の短篇が掲載されています。また、創元推理評論賞の発表もおこなわれており、受賞者の千街晶之と佳作の田…

『紙魚の手帖』vol.13 2023 OCTOBER【第33回鮎川哲也賞&第1回創元ミステ短編賞】

『紙魚の手帖』vol.13 2023 OCTOBER【第33回鮎川哲也賞&第1回創元ミステ短編賞】「第33回鮎川哲也賞 選評」辻真先・東川篤哉・麻耶雄嵩 麻耶氏の選評、「状況の深刻さよりも謎解きを優先するスタイルは個人的に好みです」だったり、「キャラクターのリアリ…

『紙魚の手帖』vol.12 2023 AUGUST【GENESiS 夏のSF特集】

『紙魚の手帖』vol.12 2023 AUGUST【GENESiS 夏のSF特集】「第14回創元SF短編賞 選評」宮澤伊織・小浜徹也(東京創元社編集部)「竜と沈黙する銀河」阿部登龍(2023)★★☆☆☆ ――遙か宇宙の知的文明から届いた〈レコード〉により食糧問題は解決し、家畜は愛玩…

『紙魚の手帖』vol.11

『紙魚の手帖』vol.11『いさなとり』(1)熊倉献 ――代々ハンターの家系のぼくは、将来、普通に暮らしたかった……。 『春と盆暗』『生花甘いかしょっぱいか』『ブランクスペース』の熊倉献による新連載。ハンターが獲物になってしまう普通じゃなさと、ポテトサ…

『紙魚の手帖』vol.08 2022 DECSEMBER【読切特集「冠婚葬祭」】

『紙魚の手帖』vol.08 2022 DECSEMBER【読切特集「冠婚葬祭」】「倫敦スコーンの謎」米澤穂信 ★★★☆☆ ――小佐内さんからメッセージが届いた。〈スコーンを見ます〉。放課後、小佐内さんに先導されて喫茶店に向かった。「それで、何があったの」「スコーンがお…

『紙魚の手帖』vol.05 2022 JUNE【名探偵と名犯人の攻防を描く倒叙ミステリの最前線】

『紙魚の手帖』vol.05 2022 JUNE【名探偵と名犯人の攻防を描く倒叙ミステリの最前線】「世界の望む静謐」倉知淳「五線紙上の殺意 犯罪相談員〈1〉」石持浅海 ★★☆☆☆ ――ミュージシャンの有馬駿はとあるNPO法人を訪れた。悩みを解決するために犯罪に走ろう…

『紙魚の手帖』vol.03【特集 祝・完結!『短編ミステリの二百年』振り返り】

『紙魚の手帖』vol.03【特集 祝・完結!『短編ミステリの二百年』振り返り】「対談 小森収×杉江松恋」 ハメットはS・S・ヴァン・ダインの同時代人で、仮想敵にしていたのは謎解きミステリではないとか、ウィリアムズ「バードウォッチング」←ロイ・ヴィガー…

『紙魚の手帖』vol.2

『紙魚の手帖』vol.2(東京創元社) 『ミステリーズ!』改め総合文芸誌として生まれ変わった『紙魚の手帖』の第2号。「羅馬ジェラートの謎」米澤穂信★★★☆☆ ――三月のショッピングモールで小佐内さんが謎の存在に気づいたのは、暖房が効いた店内でチョコスプ…

『ミステリーズ!』2020年DEC vol.104

「桑港クッキーの謎」米澤穂信 ★★★☆☆ ――事の始まりは新聞だ。その次の次の次くらいがクッキーだった。この街出身の美術家縞大我がサンフランシスコ・ビエンナーレの黒熊賞を受賞したそうだ。それからもぼくは縞大我の名前に遭遇することになった。名前を出し…

『ミステリーズ!』vol.100

100号記念でくらりシール付きです。「私の一冊」加納朋子 これは当然という感じで、北村薫『空飛ぶ馬』でした。 「心理的瑕瑾あり【問題編】法月綸太郎「紅葉の錦【解答編】」麻耶雄嵩 説明されると本当に単純な消去法なのでわからなかったのが口惜しい。本…

『ミステリーズ!』vol.99

「紅葉の錦【問題編】」麻耶雄嵩 ――美作の温泉宿に卒業旅行に来た6人。そこにはチュウルウという神様の言い伝えがあり、山のふもとと頂上に二つの祠があった。チュウルウは洞窟を通って下の祠から上の祠に死者の魂を連れてゆくと言われていた。上の祠に行く…

『ミステリーズ!』vol.96【特集 怪奇・幻想小説の新しい地平】

「私の一冊 シャーリイ・ジャクスン『丘の屋敷』」澤村伊智「怪奇・幻想小説の新しい地平」「騒擾博士」西崎憲「感応グラン=ギニョル」空木春宵「トーテンレーベンの三博士」アレクサンダー・レルネット=ホレーニア/垂野創一郎訳(Die Heiligen Drei Köni…

『ミステリーズ!』vol.95 2019年6月(東京創元社)

北村薫×宮部みゆき対談が掲載されているから購入したのですが、文庫創刊60周年記念で公開されていた動画の一部の採録でした。 [amazon で見る]

『ミステリーズ!』vol.94【対談 米澤穂信×朝井リョウ】

「東京創元社 文庫創刊60周年に寄せて」伊坂幸太郎/北村薫/皆川博子/宮部みゆき/米澤穂信/キャロル・オコンネル他「東京創元社 文庫創刊60周年フェア『人気漫画家によるスペシャルカバー/私が影響を受けた一冊』」三部けい・藤田和日郎・松浦だるま他…

『ミステリーズ!』vol.90(東京創元社)

『ミステリーズ!』vol.90(東京創元社)「私の一冊」酉島伝法 ハル・クレメント『20億の針』。 「対談 辻真先×米澤穂信 最新作『深夜の博覧会』&『王とサーカス』文庫化記念」 期待したほどつっこんだ話はありませんでした。「真ん中の名前」奥田亜希子 ――…

『ミステリーズ!』vol.89 2018年6月

「私の一冊」青柳碧人 チェスタトン『ブラウン神父の童心』 「弾正台切腹事件」伊吹亜門 ――弾正台京都支所にて、大巡察・渋川が閉ざされた文庫内で腹と首を斬って死んでいた。強請の事実をタネに、暗殺事件の黒幕を探らせていた最中だった。強請を悔いて自殺…

『ミステリーズ!』vol.87

「イメコン――カラースマイル」遠藤彩見 ★★☆☆☆ ――高校生の直央が市役所に行くと、紙吹雪が舞っていた……と思うと、紙吹雪の詰まったダンボールが女性職員の間近に落下してきた。その後もその職員・梢に物が落下してくることが続いた。直央は市長のイメージ・コ…

『ミステリーズ!』vol.86

「紐育チーズケーキの謎」米澤穂信 ――小佐内さんと小鳩くんは古城さんの通う中学校の文化祭に出かけ、ニューヨークチーズケーキを。キャンプファイアーに向かう小佐内さんに体格のいい男子学生がぶつかり転倒したのを見て、小鳩くんが駆けつけたものの小佐内…

『ミステリーズ!』vol.81【泡坂妻夫「酔象秘曲」未発表短篇一〇〇枚一挙掲載】

「私の一冊 桜庭一樹『少女には向かない職業』」芹沢央「胎土の時期を過ぎても」円居挽 「米澤穂信 講演会レポート――一文に願いを託す――」 太刀洗万智と読みが同じ大刀洗町での講演会です。別の日に講演のあった金沢ゆかりの作家、犀星と鏡花と徳田秋声のう…

『ミステリーズ!』vol.77【名探偵ルーフォック・オルメスがやって来る!】

「ルーフォック・オルメス対帆村荘六」芦辺拓「名探偵ルーフォック・オルメスの書誌事件簿」北原尚彦「オルメスの魅力」高野優 「北村薫×深緑野分トークショー」池澤春奈司会 深緑野分の読書歴、ペンネームの由来、参考文献の数などが話題にあげられていまし…

『ミステリーズ!』vol.80

「巴里マカロンの謎」米澤穂信 ――小佐内さんのつきあいで名古屋にできたパティスリーを訪れた小鳩君。小佐内さんが手を洗っているあいだに、注文していたマカロンセットが運ばれてきた。ところが気づくと、3つセットのはずのマカロンが、皿に4つ乗せられて…

『ミステリーズ!』vol.74【魅惑の“館”へようこそ 図書館ミステリの誘い】

「森谷明子×大崎梢×青崎有吾鼎談 はまかぜ便り」「事始」森谷明子 ★★★★☆ ――佐布留のことでお礼を言いに図書館を訪れた秋葉健一は、後輩である司書の日野に、幼いころにあった出来事を話してみた。山で迷った健一は、親戚の直子さんに助けられた。だが元妻の…

『ミステリーズ!』vol.72【米澤穂信インタビュー/もっと知りたい!江戸川乱歩の世界】

「『王とサーカス』刊行記念 米澤穂信特別インタビュー」「真実の10メートル手前」米澤穂信★★★★☆ ――破綻した新興企業の社長と広報兄姉が、姿を消した。妹から、姉を捜してほしいと頼まれたジャーナリストの太刀洗は、残された通話の内容をもとに、カメラマン…

『ミステリーズ!』vol.61

「第23回鮎川哲也賞/第10回ミステリーズ!新人賞 選考経過」 選考会を読むかぎりでは、受賞作『名探偵の証明』とキャラクターが魅力な『ねずみと巨獣』そえだ信、受賞作「サーチライトと誘蛾灯」・幻想小説ふうの鎌田秀美「瓢虫」・そつのない謎解き小説で…

『ミステリーズ!』vol.60【真夏のミステリ研究会ガイド】

「対談 大山誠一郎×逢坂剛 本格ミステリとハードボイルドの狭間で」 大山氏はほんとうに逢坂さんが好きなんだなあというのが伝わってくる対談です。こういうのは気持がいいですね。「古都パズル」有栖川有栖 ――五億円相当の宝物捜しを兼ねて、マリアの別荘で…

『ミステリーズ』vol.59、2013年JUN【特集 グルメミステリへの招待】

「殺意の古漬け 夫婦の機微を添えて」太田忠司 ――「わたしは古漬けみたいなものだ」……半年前の小火にシートをかぶせられたままの住居から、「夫が死にました」と通報してきた老婦人は、京堂景子警部補にそう伝えた。 古漬けはおまけみたいなものですね。お題…


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