『S-Fマガジン』2025年12月号No.772【火星SF特集】「マールスの子どもたち」西宮建礼/sakajunイラスト ★★★★☆ ――ロムとレムはコンテナトラックに乗って、都市に向かっていた。ハビタットに戻ったら、都市への密航について大人たちに散々叱責されるだろう…
『S-Fマガジン』2025年10月号No.771【ホラーSF特集】 今月は久しぶりにS-Fマガジンとミステリマガジンが同時刊行されました。ジェフリー・フォード目当てに購入。ホラーSF特集でしたが、特集作品はどれもさほどSF味は感じられませんでした。評論や…
「招かれざる客」ロジャー・ディー、「三人が帰った」A・トミリン、「ふさわしい連中」ジョン・シャーリイ&ウィリアム・ギブスン、「ポプラ通り600番地」カレン・ジョイ・ファウラー、「侵略報告」シオドア・R・コグスウェル、「フィードバック」キャ…
「第三のドア」ヘンリイ・カットナー、「私が消えた」アナトリイ・ドニェプロフ、「六本のマッチ」ストルガツキー兄弟、「隠れた子ら」ジョン・ブラナー、「最終兵器」ロバート・シェクリイ、「黒い鶴」ウラジーミル・ミハイロフ、「ロボット誕生」エアンド…
『S-Fマガジン』2025年02月号No.767【創刊65周年記念号 2025オールタイム・ベストSF結果発表】「2025オールタイム・ベストSF結果発表」 簡単な総括が書かれている以外はただ結果とアンケート作品名・作家名だけ書かれいてるだけで、あまり実…
「百番めの鳩」ジェイン・ヨーレン、「頂上の男」R・ブレットナー、「夜」ジョン・W・キャンベル、「温室惑星」アーサー・K・バーンズ、「帰れニュー・オーリンズへ」チャド・オリヴァー、「雪だるま効果」キャサリン・マクリーン、「確率世界」ロバート…
「手直し」ゴードン・エクランド、「ラヴ・ストーリー」ギャリー・ウルフ、「ナリトロンの発見」トマス・M・ディッシュ&ジョン・スラデック、「ビッグ・フラッシュ」ノーマン・スピンラッド、「シティ5からの脱出」バリントン・ベイリー、「ストーン・シ…
『S-Fマガジン』2024年12月号No.766【ラテンアメリカSF特集】 『百年の孤独』文庫化がきっかけの特集だそうです。「ペラルゴニア――〈空想人類学ジャーナル〉への手紙」シオドラ・ゴス/鈴木潤訳(Pellargonia: A Letter to the Journal of Imaginary Ant…
「よけいなお世話だ」ラリイ・ニーヴン、「不安検出書(B式)」ジョン・スラデック、「異星の生贄」キャサリン・マクレーン、「憂鬱な象」スパイダー・ロビンスン、「祈り」ジョアンナ・ラス、「他の孤児」ジョン・ケッセル(S-Fマガジン)「よけいなお世…
「針男」ジョージ・R・R・マーティン、「奇妙な脱出」ロバート・アバーナシイ、「プローズ・ボウル」ビル・プロンジーニ&バリー・マルツバーグ、「美しきもの」ノーマン・スピンラッド、「二つの脳髄」レイモンド・E・バンクス、「夢の都市、粘土の足」…
「特別提供品」リズ・ハフォード、「火がともるとき」パーク・ゴドウィン、「めばえ」リサ・タトル&スティーヴン・アトリー、「幻影のステーション」キングズリー・エイミス、「夢幻時界へ」リチャード・A・ルポフ、「家路」F・M・バズビー、「逆行の夏…
『S-Fマガジン』2024年8月号No.764【クリストファー・プリースト追悼特集/山本弘追悼特集】冒頭先行掲載『一億年のテレスコープ』春暮康一 ――「遠くを見たい」という少年の望みは、やがてこの星の電波天文学に革新をもたらす(袖惹句)「われ、腸卜師」ク…
『S-Fマガジン』2024年6月号No.763【特別対談 宇多田ヒカル×小川哲】「特別対談 宇多田ヒカル×小川哲」 視点の切り替え、実体験なのかよく聞かれる、などの共通点が。 「Netflix独占配信シリーズ『三体』公開記念特集」 「『三体』ドラマ比較レビュー」加…
『S-Fマガジン』2024年2月号No.741【特集 ミステリとSFの交差点】「ここはすべての夜明けまえ」間宮改衣 第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。編集後記によれば「どんな物語なのか、ジャンルも、あるいは小説なのかどうかさえも、事前情報が何も…
『S-Fマガジン』2023年8月号No.758【《マルドゥック》シリーズ20周年】「《マルドゥック》シリーズ20周年」 「カバーイラストギャラリー」 「『マルドゥック・アノニマス』精神の血の輝きを追い続けて」冲方丁 「20周年対談」冲方丁×寺田克也 「『マルド…
『S-Fマガジン』2023年6月号No.757【藤子・F・不二雄のSF短編】 短編といっても短編小説ではなく短編漫画の特集でした。そりゃそうか。「ヒョンヒョロ」藤子・F・不二雄(1971) ――マーちゃんが円盤にのったうさぎちゃんから手紙をもらったとママに見…
『S-Fマガジン』2023年02月号No.755【AIとの距離感】「AI絵本 わたしのかきかた」文:野﨑まど/絵:深津貴之、「メイキング・オブ・AI絵本」深津貴之 当然ですがAIといってもSF小説に出てくるような完全自律型ではなく、人間が細かく条件を入力…
『S-Fマガジン』2022年8月号No.752【短篇SFの夏】「魔法の水」小川哲 「『地図と拳』とあわせて読めばより深く味わえる」そうなので、それまで読むのは保留しておきます。 「戦争を書く、世界を書く」逢坂冬馬×小川哲 「自分と同じような価値観や立場の…
『S-Fマガジン』2022年6月号No.751【アジアSF特集】 久々のアジアSF特集なので期待したのですが、すでに成熟期に入ってしまったのか、一時期のような熱さは感じられませんでした。『三体X 観想之宙』宝樹/大森望他訳 冒頭のみ掲載。 「我々は書き続…
『S-Fマガジン』2022年4月号No.750【特集 BLとSF】 そりゃ百合特集があれば次はBL特集があっても不思議はありません。ただし百合と違ってBLについての定義や説明は一切ありません。歴史や認知度の違いかなあ。まあ「女性同士の関係性」という気持…
編集長が替わって新体制初のSFマガジン。未来の文芸と題して新進作家の創作・エッセイと、現況と展望についての評論。威勢はいい。「レギュラー・デイズ」麦原遼「宇宙ラーメン鉄麺皮」柞刈湯葉「筆を執ること四春秋――振り返りと展望」李琴峰「ホープパン…
「原子の町」スタニスワフ・レム/芝田文乃訳(Miasto Atomowe,Stanisław Lem,1947/2005)★★★☆☆ ――テムズ川の水位が例を見ないほど下がっていた八月、私は上司から呼ばれた。「君はアメリカに三年いたことがあったな? 英語以外ではドイツ語を話せるな?」…
『S-Fマガジン』2021年10月号No.747【1500番到達記念特集 ハヤカワ文庫JA総解説PART2[502〜998]】「ハヤカワ文庫JA総解説 PART2 [502〜998]」 「『日本SFの臨界点』編纂の記録2021」伴名練 中井紀夫・新城カズマ・石黒達昌の短篇集について。オ…
『S-Fマガジン』2021年8月号No.746【1500番到達記念特集 ハヤカワ文庫JA総解説 PART1[1~409]】 日本の昔のSFにはまったく興味がありません。「乱視読者の小説千一夜(71)我輩はカモである」若島正 「SF BOOK SCOPE 他書評など」◆『ポストコロナのSF…
『S-Fマガジン』2021年6月号No.745【異常論文特集】 異常論文とは聞き慣れない言葉です。架空の書評みたいなものかな、と思って読み進めてみると、だいたいそんなようなものでした。監修者の樋口恭介氏ひとりがやたらとテンション高く、表紙や扉の紹介文ま…
「小林泰三追悼座談会「ほんま頭のええアホやった。」」我孫子武丸×北野勇作×田中哲弥×田中啓文×牧野修 小林泰三がいかに変わった人だったかということをひたすら語る座談会。「さようなら、世界(2)ロシア宇宙主義は死者復活の夢を見る」木澤佐登志「書評…
特別増大号と銘打たれてページ数も増え値段もいつもより高いのですが、特に追悼特集や緊急特集や新年特集があったわけではなく、何のための増大号なのかわかりませんでした。「回樹」斜線堂有紀 ★★★☆☆ ――「尋常寺律さん。あなたには恋人である千見寺初露さん…
「〈SFマガジン〉中国SF特集号にあたって」姚海軍/泊功訳 中国のSF雑誌『科幻世界』の副主編による特集解説。掲載されている三人の作家の簡単な紹介。 「生存実験」王晋康《ワン・ジンカン》/大久保洋子訳(生存实验,王晋康,2002)★★★☆☆ ――天堂に…
「ハヤカワ文庫SF50年の歩み」渡辺英樹 「40年の歩み」に加筆修正したものだそうですが、さすがに十年前の記事は覚えていません。創刊当初はハヤカワ・SF・シリーズとの差別化を図ったスペース・オペラなどの大衆娯楽路線だったこと――今となってはS…
先月号から通常月販売に戻っていたことに気づきませんでした。雑誌コーナーではなく『三体』コーナーに置いてありました。 「日本SF第七世代へ」 当たり前ですが執筆者のほとんどはハヤカワSFコンテスト出身者なので、新人ばかりの割りには既視感しかあ…