『ダ・ヴィンチ』2016年6月号【「御手洗潔」特集】

島田荘司ロングインタビュー」
 目新しいことはあまりありませんでしたが、「(御手洗を)将来的には帰国させてもいいと思っているんですよ」「やっぱり書いていて石岡君がいないと、寂しい」といううれしい一言が! その一方で「『屋上の道化たち』を書いたら(過去の)事件年表がほぼ埋まってしまった」という気がかりな一言も。

玉木宏インタビュー」
 実写御手洗役です。

「香具山の白い衣」島田荘司
 ――『星籠の海』事件で知り合った歴史学の滝沢助教授が馬車道を訪ねて来た。持統天皇「春すぎて夏きたるらし白妙の衣干したり天香具山」の意味が確定していないため教科書に載せられないのだという。

 近年の島田作品の傾向として話の進め方が粗いのはもう仕方ないでしょう。とはいえ「国見」という言葉(行為)からあっさり矛盾を指摘したうえで、邪馬台国という一見とっぴょうしもない傍証から一気にまとめあげる縦横無尽さは、やはり余人の真似できるところではありません。
 

御手洗潔のこと」伊坂幸太郎
 伊坂氏が島田ファンなのはつとに知られたところです。

「『アトポス』と放課後」辻村深月
 「私にとって、3500円はそういう金額だ。」という一文が印象的です。

「『異邦の騎士』だけはシリーズ刊行順に読んでほしい」霧舎巧インタビュー

御手洗潔は島田先生の分身という気がします」東川篤哉インタビュー

「ドラマの『シャーロック』が好きなら絶対はまるはず」似鳥鶏インタビュー

「国際的に活躍できる名探偵としての御手洗を楽しむ!」青柳碧人インタビュー
 

横山秀夫特集」
 ロングインタビューほか

  


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