『ラン・ローラ・ラン』(Lola Rennt,1998,ドイツ)★★★☆☆

 運び屋マニ。マニの恋人ローラ。ある日マニは預かった大金を置き忘れるという大ポカをやらかす。ボスと会う二十分後までに代わりの金を用意しなければ……。

 というシミュレーション映画。タイムリミットが二十分なのに、どうやって映画を持たせるのかと思ったら、こういうやり方があるんですね。

 映像が面白い。スタイリッシュっていうよりは、遊び心満載といった感じの映像。でもアニメがシンプソンズとか系でいやだった。ローラの叫び声で場面が止まるのも、最初は面白いと思ったが、二回目になるとちょっとうるさい。基本的に登場人物がみんなうるさい印象だった。音楽や映像もだんだんうるさく感じてくる。

 『ラン・ローラ・ラン』って、確かに走りまくってます。映像もストーリーも音楽もすべて走ってる。テンポはいいのだけれど、一緒になって走っていると観ている方も疲れてしまうのです。だから音楽とかぐらいはメリハリを持たせて工夫して欲しかった。と思いました。
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 ラン・ローラ・ラン
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 翻訳小説サイト ロングマール翻訳書房


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