2010-03-14から1日間の記事一覧

「33鳴く千鳥袖のみなとをとひ來かしもろこし船も夜のねざめに」〜「36袖のうへも戀ぞつもりてふちとなる人をば峯のよその瀧つ瀬」塚本邦雄(『定家百首/雪月花(抄)』より)講談社文芸文庫

33「鳴く千鳥袖のみなとをとひ來かしもろこし船も夜のねざめに」 泣いていることを表す「袖の湊」という譬喩表現に、実際に(?)千鳥と船を呼んでしまった作品です。『伊勢物語』の「思ほえず袖にみなとのさわぐかなもろこし船のよりしばかりに」なども踏ま…


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