『遠い空の向こうに』と『ドニー・ダーコ』ですっかりジェイク・ギレンホールにはまってしまったので、これもジェイク・ギレンホール目当てで観る。
『ドニー・ダーコ』では少しアブナイ役どころがぴったりはまっていたけれど、本篇ではちょっと空回り気味? 演技自体はいいんだけれど、魅力的でもなんでもないリアルにアブナイやつっていう役どころなので、観ていて何か痛々しかった。
アブナイ役、といえばゲイリー・オールドマンだったりするわけなんだけれど、ゲイリー・オールドマンの出演作にしても、ゲイリーの魅力に脚本や演出がついていってなくて、結果的にゲイリーの演技だけが浮いちゃってる、なんて作品がままあって。
肝心のこの映画はというと、「誰も自分のことを理解してくれないと思い込んでいる若者と主婦が激しい恋に落ちて……」という話。当然の如く若者には失うものは何もなく、主婦には家庭があるわけで。守るべきものを守ろうとする主婦の執念がすごい。
しかし何て狭い町内の話なんだ。
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