『戦場でワルツを』(Waltz with Bashir,2008,イスラエル・仏・独・米)★★★☆☆

 アリ・フォルマン監督。

 イスラエルによるパレスチナ人虐殺を、動く紙芝居のような独特のアニメーションで描いたドキュメンタリー。

 アニメという手法を選んだ理由は最後になってわかりますが、それが必然的で効果的で感動的というよりはあざとく感じられ、しらけてしまいました。

 映画監督のフォルマンにはレバノンでの記憶がない。ただ仲間たちと海にいたことだけは覚えている。いったい何があったのか、自分の記憶は正しいのか、戦友たちに会って真実をさがしに行く。

 というわけで飽くまで個人の経験を通しての戦争とその悲惨さ・残酷さが浮き彫りになっています。

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