まだ原作の面影の残っていた第一巻と比べると、もはや完全にオリジナルの作品になっています。あやしげなオリジナル・キャラもちょこちょこと登場してきました。しかし手下のファッションはやめてほしいなー。二人とも。
そしていよいよ復讐の第一歩が始まりました。判事殿がちょっと変わった方なので、愛する者を奪うといった単純な方法ではありません。プライドをへし折るといったところでしょうか。判事のプライドをへし折るためだけに人を一人殺した伯爵の復讐心が、きどった顔の下からちらりと覗きます。
けど原作と違って牢獄シーンが数ページだけとあっさりしていたので、いまいち復讐にかける思いが伝わりにくい。ただのきどった人に見えてしまうのです。
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