懐かしのスウェーディッシュ・ポップ。
実力とポップさとお洒落は並立していて当たり前でしょ?という顔で平然としている感じなのがスウェーディッシュ・ポップなのだけれど、これはちょっとポップさが少なめかな、という印象。
そうはいってもM-08「Perfect World」を初めとしたコテコテの掛け合いボーカルは面白いし、M-10「Stay in Bed」はアルバム中でもベストの王道ポップスだし、M-04「Never Again」の前半部分なんかはアレンジを変えればビートルズっぽいかもと思ったり。
高めで細い声なので、普通に歌うとただのきれいな歌になってしまうところなのに、掛け合いボーカルが始まると途端に曲が生き生きしてくるから不思議です。だから掛け合いのある曲にいい曲が多い。
これはもうセンスとか相性とか、技術を越えた何かですね。
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