★「この小説の書き方がすごい!」
という特集名ではあるけれど、創作に興味のない人間でも楽しめます。江南亜美子と吉田大助による、名作の読みどころコラムのほか、岡野宏文・千野帽子・中条省平・長江朗・東雅夫ほかによるお薦め文豪作品、浅生ハルミンによる文豪萌え作品漫画、山崎ナオコーラと西加奈子によるVS文豪架空対談。でも何と言っても目玉は川上未映子・宇野常寛・江南亜美子・吉田大助座談会です。みんなガシガシ語ってくれてます。
◆「近代文学探訪3」貫井徳郎
葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」。見出しによれば「プロレタリア文学にあらず、怪奇探偵小説!」
◆『幻想小品集』嶽本野ばらインタビュー
復帰第一作。ファンタジーではなく幻想小説、なのだそうです。
○『桃山ビート・トライブ』天野純希インタビュー
時代小説の制約に囚われないものが書きたくてできあがったのが、安土桃山時代を舞台にしたバンド小説、なのだとか。
◆「佐藤弓生×一青窈」後編
「上海バンスキング」気になった。
◆「よしながふみは好きですか?」
萩尾望都と三浦しをんがよしながふみを語るという不思議に豪華な対談。今月号は巻頭特集の座談会にしろこの対談にしろ、具体的にガンガン語ってくれてるので読んでいて楽しい。
○「スライド式本棚」北尾トロのBoolgle
スライド式、あったら便利だけど。ダ・ヴィンチの懸賞にもなってたし。でも企画としては編集Nの私生活が披露されただけのような気が。。。
★「先生、ここがわかりません!」岡野宏文×豊崎由美の中3国語再入門」第3回「論理と情報」編(前編)
う〜ん。。。どんなにいい評論でもなあ。中学生が興味を持つかっていったら、持たないだろうなあ。
◆「シネマ・ダ・ヴィンチ」
『フローズン・タイム』がおしゃれそうでかっこいい。
★「鬼太郎と水木しげる」
アニメ「鬼太郎」40周年。水木しげる×武良布枝(奥さん)インタビューと京極夏彦、鬼太郎グッズインタビュー。
◆「絶対読んでトクする20冊」からは『日本売春史』『岡本綺堂随筆集』『綺想迷画大全』『ロリータ、ロリータ、ロリータ』あたりが気になるところ。
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『ダ・ヴィンチ』2008年2月
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