『月刊アフタヌーン』2012年1月号

 今月号は四季賞の小冊子がついているので購入。

おおきく振りかぶってひぐちアサ
 連載再開。再開早々重大な事実が明らかに。しかも秋大会は武蔵野と対戦。トバシてるなあ。

 ほかにヒストリエ」「江古田ちゃん」「BUTTER!」「無限の住人」「ハトのおよめさん」「カラスヤサトシなど順調。
 

四季賞」小冊子

「やまもとでんき」竹内香菜
 ――電器屋の一人息子・省吾はある日父親が死体を運んでいるところを目撃してしまった。彼らは実の親でも夫婦でもなく、殺し屋が隠れ蓑にしていた擬装家族だったのだ。殺される……だが「両親」は省吾に拳銃を手渡した。

 四季大賞。絵がのっぺりしているせいで、表情もアクションも平べったい。絵は丁寧なので、画力がないというよりは、こういうテーマと合わない絵なんだと思います。
 

「ライツ カメラ アクション」栗本竜麿
 ――ヒーローに憧れてスタントマンになった野呂誠(通称ノロマ)は、何をやらせても駄目な役立たず。女優のれいちゃんの顔を見ることだけが楽しみだったが……。

 四季賞。動きも表情も生き生きしていて、ストーリーどうこう以前に、絵を見ているだけで楽しい。でもこういうのって、本誌デビューしようとすると、トーンをもっと使えだの、線はもっとシンプルにだの、つまんない絵にされちゃうんだろうな。。。絵の表情が豊かでストーリーも前向きな話なので、いちばん一般受けしそうです。
 

「絶交」岩見樹代子
 ――いじめられっこの鮫島ゆかりが『完全拷問マニュアル』を鞄に入れているのを見つけた委員長の晴香は、その場の勢いから「返してほしいなら、誰に拷問したいのか言って。白状するまで私が鮫島に拷問する」と口走る。

 萩尾望都特別賞。少女漫画みたいな絵柄で無茶苦茶エグイ。絵が綺麗なわりには主人公たちの指がちんちくりんなのがもったいない、このテーマなら指は細い方が似合うのに――と思ったりもしましたが、年取った教師の指は細くてしなびているのを見ると、これは中学生の指をリアルに表現したのかも?。
 

 


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