『百鬼夜行抄(21)』今市子(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)、『NARUTO ナルト』1〜14 岸本斉史(集英社ジャンプコミックス)

 本誌にオガツカヅオ川原由美子も掲載されなくなってしまってから『ネムキ』を買っていないので、5話目の「招かなかった客」は今回読むのが初めてとなります。おじいちゃんとおばあちゃんの婚礼のエピソード。律からの電話を相変わらず行方不明の開さんからだと勘違いしたショックで、おばあちゃんが倒れてしまいます。うわごとのように呟いた椿の柄の箱……。一つ拾い損ねた命はおばあちゃんが受け取って意識を取り戻したということでいいのかな……? 最後に這っているのは開さん?

 オトナ買い(読み)今回は『ナルト』。主人公の強さの秘密が後出しではないのが好感が持てます。しかもその強さの素は封印されているためにコントロールできず、そのために落ちこぼれていたという設定は、考えられています。そんなところが、大げさな言葉で言えば、この漫画は「信頼できる」と思いました。ただし格闘・戦闘シーンはワンピースと同じくらいわかりづらい。

  


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