『ソレミテ』2、『あさひなぐ』11、『キン肉マン』46

『ソレミテ それでも霊が見てみたい』(2)小野寺浩二×石黒正数少年画報社ヤングキングコミックス)
 メインのお二人が霊に関してさっぱりなので、この巻からはゲストとして「霊視能力者」や「前世催眠療法士」や「霊感がある人」が登場し、変化をつけて来ましたが、そういう人が出て来てしまうと途端につまらなくなってしまいました。コラムに「霊的な不感症」という言葉が使われていますが、〈不感症ではない人〉視点を基準にされてしまうと、不感症の二人が頑張れば頑張るほど、音痴が馬鹿騒ぎしているだけのように見えてしまうのです。

あさひなぐ』(11)こざき亜衣小学館ビッグスピリッツコミックス
 合宿の練習試合、二試合目は和歌山の強豪・愛山。……とは言っても今は「谷間世代」のため本当に強いのは部長の辻野さんだけ。二ツ坂にも充分チャンスはある……かもしれません。周りがよく見えていることを表現するために瞳のアップにたくさんの星を描き込んだり、踏み込みの距離を表現するのにロングではなく足許のアップを描いたり、面白い表現方法が用いられた巻でした。的林さんや久保さんたち一年生の活躍が目立ちました。

キン肉マン』(46)ゆでたまご集英社ジャンプコミックス
 悪魔将軍(ゴールドマン)が完璧超人時代の古巣(超人墓場)に殴り込みに行くという予想外の展開に。人間くさい悪魔将軍、普通に戦ってる悪魔将軍、カッコワルイ。。。悪魔将軍に続いては、悪魔六騎士が登場。悪魔六騎士のなかでも、名前からして色物なスニゲーターとどっこいどっこいの色物超人ジャンクマンがトップバッターです。攻撃がワンパターンなジャンクマンのために作者が用意した相手は、緩衝材超人。しかし……バッファローマンブラックホールの方が絶対に強いよね。。。

    


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