『The Hunger and Other Stories』Charles Beaumont,1957年。
第三短篇集『夜の旅、その他の旅』は大好きなのだが、雑誌やアンソロジーで読んだ第一短編集(すなわち本書)収録作がことごとく外れだったので、面白くあってくれという祈りに似た気持で読み始めるも、あえなく撃沈。。。
というか、第一回配本の刊行予告には「第二短編集」と書かれていたのに、予定が変わったのか、単なる間違いなのか、二冊目の邦訳短篇集という意味だったのか。
表題作の不気味な残酷さ、「消えゆくアメリカ人」の哀愁漂う叫び、タイトルで堂々ネタバレしている人を食ったユーモア作品「犬の毛」等々、確かにおっと思う箇所はあるんだけれど、何かが足りない。この人に対する期待値が大きすぎるだけなのかもしれないけれど。
忘れたころに読み返してみたい。
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