言われてみると悪口が少ない。物足りないといえば物足りない。
しかし読書ガイドとしては傑作が多いに越したことはない。
なかではやはり『収容所群島』。お二人と同じくタイトルで食わず嫌いしてました。逮捕を巡る記述について、「いい台詞だよ、不条理喜劇だったら」。そんな不条理について、「すごくリアルに書き留めてるからこそ、虚構としか思えないハイパー・リアリズムになってる」んだそうです。
ブックデザインが祖父江慎＋コズフィッシュなので、ノンブルが左側にまとめて二ページ分ついてたり、岡野発言と豊崎発言ではフォントが違ったりする。
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『百年の誤読 海外文学篇』
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