今月号はどちらも読むとこがあんまりなかった。
『ミステリマガジン』はマイクル・コナリー特集。「勝呂忠追悼」ポケミスの具象画も描いていたんだ。「バカミス☆アワード」ノミネート作家をゲストに呼んでその場で投票じゃあね……お遊びというかお祭りなんだろうけど。６月のポケミスはカミ『クリク・ロボット』、勝呂忠最後のポケミス装幀。新刊案内で気になったのはシャーロット・アームストロング『風船を売る男』、ロベルト・ボラーニョ『野生の探偵たち』、寵物先生《ミスター・ベッツ》『虚擬街頭漂流記』（島田荘司推理小説賞）、ダニエル・ウォレス『ミスター・セバスチャンとサーカスから消えた男の話』とか。
『Ｓ-Ｆマガジン』はメタルギア・ソリッド特集。隠れ伊藤計劃特集だった。カメリの新作が載ってます。「カメリ、掘り出し物を探す」。新刊案内で気になったのは寵物先生『虚擬街頭漂流記』、ウラジーミル・ナボコフ『賜物』、リチャード・ランガム『火の賜物』。最後のは科学書で、料理によって、それまでは消化に費やしていたエネルギーを脳の発達などに回せるように云々という内容。
