「アラーキーの裸ノ顔」は久世光彦氏。逝去はあまりにも悲しい。
特集は「文科系女子としたい」。特集自体なんだかよくわからん。本谷有希子と穂村弘の対談を収録。穂村氏のいうとおり、本谷サンのイメージは「凶暴」ですよね、文化系じゃありません。少なくともブックガイドにある二階堂奥歯、森茉莉、尾崎翠、矢川澄子のイメージではありません。
『ナルニア国物語』の解説あり。第一巻を読んでそれっきりなんだけれど、紹介されると読みたくなるね。
扶桑社サブカルPB創刊。なつかしいな……。『バカドリル』に『新しい単位』……。
「トロ・リサーチ」は泣ける本について。「『泣ける本』と『いい本』は違います」「いい本なのかは別の話」「泣ける本がさもいい本であるかのように語られる風潮が、なんだかしっくりこなかったのだ」。トロさんと同じく、「私がずっと感じていたモヤモヤはそれ」でした。自分が何となく泣ける本を敬遠していた理由がはっきりわかってすっきりしました。
「百年の誤読」第10回は1940年代。『異邦人』『人間喜劇』『ガラスの動物園』『伝奇集』『うたかたの日々』。『うたかたの日々』ってなーんか昔のブーム本ってイメージがあったので興味を惹かれなかったのだけれど、面白そう。
トーベ・ヤンソン画『不思議の国のアリス』刊行記念、訳者村山由佳インタビュー。「小学生の時に初めて読んだのですが、途中で挫折してしまったんです」って……おいおい。インタビュアーによれば「“ストーリーをすべて読み通したことはないなぁ”という人は意外に多い」んだそうですが、多いのか!? インタビューを読んだだけでは、大丈夫なのかな?と思ってしまうのですが、ま、とにかく現物を読んでみることにします。
「爆笑問題の日本史原論 日米関係編」は、第4回「日米野球」。奇しくもWBC疑惑の判定、の直後に読んだので、何だかなぁである。
「ロハス・ダ・ヴィンチ」第3回。ロハスにはまったく興味がないけれど、エプソンの液晶プロジェクションテレビには興味を惹かれた。大型テレビの一つとして。
「シネマ・ダ・ヴィンチ」は『サウンド・オブ・サンダー』。原作はいうまでもなくレイ・ブラッドベリ「いかづちの音」(『ウは宇宙船のウ』or『太陽の黄金の林檎』)。
『北斗の拳』の映画化も気になる。
「ミュージック・ダ・ヴィンチ」新譜からは『はじめてのやのあきこ』。その名の通りの矢野顕子入門編。槇原敬之・上原ひろみ・小田和正・YUKI・忌野清志郎・井上陽水が参加。
「ミステリー・ダ・ヴィンチ」は、『日本文学ふんいき語り』特別編。三人+高橋源一郎によるカフカ『変身』語り。内容はともかく、なぜに「ミステリー・ダ・ヴィンチ」?
新刊漫画で気になるのは、はやみねかおる『ぼくと未来屋の夏』の漫画化。
「絶対読んでトクする20冊」で気になるのはル・グウィン『なつかしく謎めいて』。別にここで紹介されなくても気になるんだけどさ。豊崎由美が紹介しているとさらに気になるわけで。
「注目本130」には気になる本があまりないのが助かるかな。金が足りないもんね。福田和也『バカでもわかる思想入門』くらいか。『八本脚の蝶』はすでに購入済みだから問題なし。
「旬の本棚」は「目と文章で味わう『食』の本31冊」と「一億総『自作自演』時代を生き抜く新しいサブカル本31冊」。
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