『キャンディ』テリー・サザーン/高杉麟訳(角川文庫)★★☆☆☆

 『Candy』Terry Southern and Mason Hoffenberg,1964年。

 作者は『イージー・ライダー』『博士の異常な愛情』の脚本家。発表当時はポルノか諷刺文学かと一大センセーションを巻き起こしたそうだけど、今となっては艶笑コメディとしてもそれほどたいした出来じゃない。

 キョーレツな叔母さんが印象に残った。

 映画ならもうちょっとテンポがいいのかもしれないな。

 人を愛し平和を愛する、純粋無垢な女子学生キャンディ・クリスチャン。天から授かった美貌で、行く先々どこでも男が寄ってくる。教授も医者も叔父さんも偉大な教祖も、みんな一目で彼女の虜。誰もがキャンディとやりたちと奮闘し、あと一息のところでむざむざ敗退。いつの日かキャンディに平穏で幸せな愛の日は訪れるのか――? ポルノ小説家文学か、発禁騒動も巻き起こしたカリスマ脚本家テリー・サザーンの幻の傑作!(裏表紙あらすじより)
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