「文庫創刊50周年記念対談第二弾〈SF編〉山本弘×大森望」が掲載されています。J・G・バラード追悼文も掲載されていて何だか変な感じなのだけれど、考えてみると創元といえばミステリとSFとホラー&ファンタジーなのだから全然おかしくありません。SF専門誌がないのでミステリー誌でSFの話題なんですね。
「私の一冊」松尾由美
ブラッドベリ『10月はたそがれの国』。「少年性」「少女性というか一種のナルシシズム」という言葉と、「十代なかばで出会えたことは幸せだったと思う」という言葉が密接に結びついていて、そうかあ、ブラッドベリは十代に読まなきゃ駄目なんだなあ、と痛いほど納得できました。こんな短い文章のなかでブラッドベリの特長(短所であり長所)を簡潔に言い当ててしまうなんてさすがです。
「私がデビューしたころ 『二つのデビュー』」笠井潔
学生運動に参加したくて大学に入ったというところに、隔世の感があります。
「湊かなえインタビュー」
「本格ミステリ・フラッシュバック 完結編」千街晶之
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『ミステリーズ』35
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