『ミステリーゾーン』82「壁の中の顔」「危険なチャレンジ」「謎のゲート」
「壁の中の顔」(Something In The Walls,1989.1.28,ep099)★☆☆☆☆
――精神科医クレイグの転勤先にいた患者シャロンは、壁紙や毛布の模様から顔が現れて自分を見たと言っている。その夜も壁に顔が浮かび上がり、恐怖に陥ったシャロンだったが、次の日にはけろりとしていた。
旧シリーズならチープでもご愛敬だった特殊メイクですが、カラーにもなってビニールに顔ビタッの恐怖シーンには笑ってしまいます。そこは目をつぶるとしても、そもそも内容が話として成立していません。
「危険なチャレンジ」(A Game Of Pool,1989.2.4,ep100)★☆☆☆☆
――若きビリヤードプレイヤーのジェシー・カーディフは、いつまで経っても往年の名人ビッグ・ブラウンと比べられることに頭に来ていた。ところがあの世から甦ったビッグは、口先だけの若造に、命を賭けた勝負を申し込む。
第3シリーズ「栄光の報酬」のリメイク。騒がしいジェシーと説教臭いビッグがただ玉を打ち合っているだけで、もう少しドラマ性があればよいのですが。
「謎のゲート」(The Wall,1989.2.25,ep103)★☆☆☆☆
――地球と宇宙の近道を探していた研究所が、正体のわからない穴を見つけた。調査員が穴に入ったまま戻って来なかったため、最後に元パイロットのマックアンドリュースが呼ばれた。通信が途絶えたマックアンドリュースを出迎えたのは、消えた調査員たちとのどかな村人たちだった。
あまりにも一元的なノスタルジー讃美と、お気楽な展開ですが、新シリーズ第3シーズンのなかではマシな方だと言えます。
『ミステリーゾーン』83「信念の脱出」「記憶の値段」「愛のレッスン」
「信念の脱出」(Room 2426,1989.2.11,ep101)★☆☆☆☆
――研究結果を隠したデッカー博士は反逆の罪に問われ拷問を受けていた。ところが牢獄におかしな男が現れ、瞬間移動で逃げようと言い出した。
瞬間移動が幻覚か現実か……とか、デッカーは無事に脱出できるのか……とか、たとえ見え透いていたとしても作りようによってはハラハラさせることはできるでしょうに。。。
「記憶の値段」(The Mind Of Simon Foster,1989.2.18,ep102)★☆☆☆☆
――文無しになったフォスターは、質屋で記憶を売ることにした。何度も、何度も……。
ストーリーに関係なく二話つづけて虫のアップがあるのが嫌でした。それはそれとして、第3シーズンはほんっと予定調和な作品しかありません。
「愛のレッスン」(Cat And Mouse,1989.3.4,ep104)★☆☆☆☆
――内気なアンドレアは恋愛小説に出て来るような白馬の王子さまに憧れていた。ある夜、家に迷い込んで来た黒猫が、呪いをかけられたというプレイボーイに姿を変えた。アンドレアは彼にぞっこんになってしまう。
暖炉の内側からのカメラアイだけが珍しかったです。