『ミステリーゾーン』84「霊会のランデブー」「生の証明」
「霊会のランデブー」（Rendezvous in a Dark Place，1989.3.12，ep105）★☆☆☆☆
――見ず知らずの人間の葬式に出席する老婆の家に、瀕死の強盗が侵入してきた。その夜、一人の男が老婆の家に現れた。老婆はかつて会ったことのある死神との再会を望んでいたのだ。
『サイコ』、『刑事コロンボ』「忘れられたスター」のジャネット・リー主演。無関係な葬儀に参列する謎の老婆という魅力的なつかみからの、変化球ですが、残念ながらそれが決まっていません。変化させたわりには、ただのふわふわロマンスでした。
「生の証明」（Father and Son Game，1989.4.15，ep110）★☆☆☆☆
――サイボーグ化して健康を取り戻した高齢の父親を、息子は認めなかった。本当の脳を人工脳に交換した以上、法律的には死人だと言って裁判を起こした。憤慨した父親は、昂奮して呂律が回らなくなり……。
脳がオリジナルではない人間は人間なのか――という点を見れば、珍しく本格的にＳＦらしいテーマなのに、テーマとは無関係のアルジャーノン落ち。。。８４巻収録の「霊会のランデブー」「生の証明」いずれも、ひねり方がとんちんかんな作品でした。
ひっそりと最終巻です。新トワイライトの第３シーズンは驚くほどひどい作品ばかりだったので、正直なところ終わってくれてホッとしています。オリジナルシリーズの「ふくろうの河」「対決」は結局なんの説明もないまま収録されずじまいでした。
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