『good！アフタヌーン』2016年12月号（講談社）
「巨娘」23 木村紺
前回の続き。ウコ白清ともう一人の巨娘を巻き込んだ料理対決のゆくえです。脇役の銅山とパンチョの二人は、新刊『巨娘』第3巻に登場していた嫌がらせ集団の被害者の焼鳥屋さんでした。相変わらずキャラが立ちすぎてます（＾＾；。リストラ社員さんの勢いには笑っちゃいました。
「大罪コンプ」ゆさ黒蜜
――村人に憑いた悪魔が、修道女のムツカに乗り移った。ムツカは森に棲むという魔女に悪魔祓いの方法を教わりにゆくが、悪魔が乗り移ったのは祈りが通じたためではなくムツカの物欲が悪魔にとって美味だからだという事実を知る……。
「第２回出だしで勝負！新人賞」応募者による読み切り作品。
「海を見に行こうね。」森戸木生（もりとこう）
――いづきは仲の良い結衣にすすめられて、文通を始めることにした。あてもなく出した手紙には、ひだかという男からの返事が届いた。結衣に先んじたい。ただそれだけの思いで会いに行った男は、ゴミどうくつに囚われた機械のような存在だった。
四季賞2016秋のコンテスト四季賞受賞作。前半はただのどうってことない日常のサンプリングのような何でもない内容なのに引き込まれてしまい、これはすごい人かも、と思っていたのに、中盤以降のクッサイ台詞で台無しになってしまいました。
