『good!アフタヌーン』2018年10月号(講談社)
『亜人』61「ADGp」桜井画門
永井による対佐藤の作戦が明らかになりました。そして前回登場したあの部隊が……。
『アイアンスノー』1「問う男」端野洋子
新連載。中2のとき空手道場の先輩にふられた高校一年生が、いまは30歳独身女将と肉体関係を続けながらも先輩のことも忘れられず大人になろうと試行錯誤しています。――という話だと思っていたら、宗教がらみの事件が……? 今後どういう内容になるのか、まったく見当がつきません。『はじまりのはる』の著者なのであまり期待はしません。
『黒狼 ヘイラン』3「鼓動」百地元
左之助が飲み込んだ「龍の瞳」を狙う裏切者や、張作霖の器に惹かれつつある左之助。
「福沢諭吉のお預かりになります。」戸倉そう
――優等生だが夢や趣味のない高校生のめぐは、ある日、一万円札の福沢諭吉から話しかけられた。めぐは次第に諭吉に惹かれてゆく。
2018四季賞夏のコンテスト、幸村誠特別賞受賞。諭吉に惹かれる要素があまり感じられませんでした。
「角研ぎ物語」トダサキ
――刀匠を辞め刃物研ぎ師になった長盛の許に、鬼の娘がやって来た。流行りの髪型にするため、額の中央に生えているツノを断ち切れる刀を作ってほしいという。
第6回四季賞新人戦。和風の世界観のなか、西洋風のドレスを着た鬼の姿が新鮮です。天真爛漫な鬼の姫と職人気質な研ぎ師の、王道ともいえる関係が微笑ましい。
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