『good!アフタヌーン』2018年9月号(講談社)
『黒狼 ヘイラン』2「馬賊」百地元
『ゴールデンカムイ』には箱館戦争を生き延びて年老いた土方歳三が出てきますが、この『黒狼』には戊辰戦争を生き延びて若いまま大陸にワープした原田左之助が登場します。新撰組云々は置いておいても、大陸の歴史ものとして面白そうです。
『亜人』60.5「D-day II」桜井画門
議事堂襲撃の5分前。コウマ陸佐って誰だっけと思いましたが、けっこう前から登場していた人物でした。「対亜人特選群」のステッカー、ほんとに着けてるんですね。
「百大兵器譜」陶延リュウ
――強力な兵器百本の保持者百人で編成された「百器譜」。かつてその頂点に君臨していた一族の生き残り兄妹が、頂点を取り戻そうとする。
2018夏四季賞受賞。つまりこれから百人斬りの第一歩。絵にもキャラにもストーリーにも戦いにもわくわくできませんでした。
『あさひなぐ』(27)こざき亜衣(小学館)
インターハイ本戦。旭はいつまで経ってもメンタルが直りませんね。けれどそんなぐだぐだを経て、表紙にもなっている旭と将子が、ようやく共に戦う対等な仲間というなりました。頼もしい。
『おやすみシェヘラザード』(1)篠房六郎(小学館)
説明下手な先輩が後輩を部屋に連れ込み夜な夜な映画の粗筋を語るのだが、あまりの下手くそぶりに、毎回後輩は眠ってしまう……面白そうな内容だったのですが、回によって当たり外れが大きかったです。『呪怨』『アウトレイジ』のように、ちゃんとあらすじを語っているはずなのにまったく別の映画みたいに聞こえる回や、『君の名は。』のように本筋からは逸れてもギャグとして面白い回もあれば、ほんとうにただ説明下手なだけの回もありました。
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