名作映画のリメイク・テレビムービー。ジャック・レモンが主演なので逃さずBSを録画。もっとレモンの若いころの作品かと思っていたら、かなりおじいちゃん。1997年の作品でした。『晩秋』や『ラブリー・オールドメン』よりもあとなんだぁ。
この作品は、最初に三谷幸喜さんのパロディ『十二人の優しい日本人』を観て、次にこのレモン・リメイク版『十二人の怒れる男』を観て、まだオリジナルを観ていないという、へんてこな見方をしてしまっている。しかし演出も脚本もほとんど変わってないそうなので、この「ジャック・レモン&ジョージ・C・スコット」VSオリジナル「ヘンリー・フォンダ」を比較すると、どちらかといえばこのリメイク版の方が面白そうかも。
「無罪だと確信する」から無罪なのではなく、「有罪であることに疑問を持つ」から無罪だ、という推定無罪の原則を、頭ではわかっている。それでもやはり、ミステリとして見ると、「可能性」や「疑問」止まりではなく、180度くるりと反転させてほしかった、と思ってしまう。わがまま。
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