『放浪息子』(15)志村貴子(エンターブレイン Beam Comics
ついに最終回。二鳥くんがどんどん男らしくなってゆくから、ハッピーエンドにはならなそうだな……としばらく前から思いながら読んでいたのですが、まさか泣くのが二鳥くんではなくあの人だったとは。
『青い花』(8)志村貴子(太田出版 f×comics)
こちらも最終回。著者の漫画技法が遺憾なく発揮された巻でした。別れ話のシーンをはっきりとは描かずに、まったく同じ台詞を別の場面で使うことで、何があったのかが効果的に伝えられていました。
『花もて語れ』(9)片山ユキヲ(小学館 BIG SPIRITS COMICS)
週刊連載になったのでペースが早い。朗読と生活との関係にこじつけ感が強すぎたうえに、ちょっと間延びしていた第二部も終わり、単発のエピソードに戻る。ハナと満里子の関係性の話と、就職がうまくいかず落ち込んでいる山吹さんを励ます話。
『聖☆おにいさん』(9)中村光(講談社モーニングKC)
恵比須さんの、そこらへんにいるおっさん感が半端ないです。
『青空エール』(13)河原和音(集英社マーガレットKC)
ついに両想い。の次は、ついに全国。相変わらず爽やかな笑顔の表紙です。
『アフタヌーン』2013年10月号
最近急速につまらなくなっている『アフタヌーン』。購入しようかどうしようか迷いましたが、新人さんの読み切りが載っていたので立ち読み。面白かったら購入することにしました――が。大野俊「まっくろバレー」。これはひどい。絵も下手だし、ベタな話をベタに描くことすら出来てません。わがままな天才が周囲から浮きながらも最終的には丸く収まる話。