「SF COMIC SHORT-SHORT(1)」つばな
扉のイラスト連載が終わり、今月号からは一ページ漫画。第一回は『七女』のつばな。
「みずは無間(第一部)」六冬和生
――孤独な宇宙探査機が想い起こす昔日の恋人とは……
ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。俺語りラノベ文体が受けつけませんでした。
「最終選考委員選評」
「六冬和生インタビュウ」
「オニキス」下永聖高
――マナ粒子による過去の書き換えをモニターするため、僕は記憶保持装置を身に着けた。
ハヤカワSFコンテスト最終候補作。中篇なので全文掲載。単独で刊行するには短すぎるし新人賞らしいインパクトもないけれど地に足がついていて今後が楽しみ。交差点のピアノのシーンが、丹地陽子のイラストと相まって印象的です。
「書評など」
◆ミステリマガジンでは「ダーク・ファンタジー」と紹介されていたランサム・リグズ『ハヤブサが守る家』は、こちらでは「タイム・ファンタシイ」「青春ファンタジイ」と紹介されています。
『絞首台の黙示録』神林長平
隔月で新連載。
「SFのある文学誌(25)『蜃気楼』――女性の権利としての娼妓廃止論議と演劇改良」長山靖生
「乱視読者の小説千一夜(35)1968年ハリウッドの旅」若島正
「『グイン・サーガ』正篇刊行再開記念小特集」
「近代日本奇想小説史 大正・昭和篇(6)〈日本少年〉の作家と少年冒険小説1」横田順彌
「大森望の新SF観光局(37)フィリップ・K・ディック・レトロスペクティヴ」
ディック短篇選集が全6巻で出るようです(代表作&珍しい作品)。
「新☆ハヤカワ・SF・シリーズ」第二期の刊行が予告されました。
イーガン、スコルジーといきなり見慣れた名が続いて萎えますが、第3弾・第4弾がそれぞれフランスSFと円城塔訳(ロラン・ジュヌフォール『オマル』、チャールズ・ユウ『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』)なので楽しみです。
「京都SFフェスティバル2013」レポート
円城塔と福永信の対談や、小川一水と掘骨砕三のコラボなど、のさわり。