『Nemuki+』2014年9月号、『ひとりぼっちの地球侵略』6、『銀の匙』12

『Nemuki+(ネムキ・プラス)』2014年9月号

 オガツカヅオの読み切り短篇「千年蟻と一日おかぁさん」掲載、上橋菜穂子作品の漫画化(結布・漫画)『闇の守り人』新連載。

『闇の守り人』上橋菜穂子・原作/結布・漫画
 原作も好きだし、漫画家さんも前に読んだ読み切りが好きだったのですが、アクションシーンにいまいち迫力がありません。

『謎のあの店』松本英子
 長野県のとある宿は、いたれりつくせり

百鬼夜行抄』104「影絵姫」今市子
 女の子を預かることになった飯島家。母親はなく祖母が入院中の向日葵(ひまり)は、青嵐になつき、律を嫌う。

 久しぶりに青嵐が自由きままに動いていました。釣りの場面なんてそれこそ百鬼夜行を率いる妖怪の大将みたいでかっこいい。「いい子にしてないとお母さんの病気治らないよ」真に受けてしまう子どもの目を通せば、「姫がおいでになる」という尾白たちの言葉も、お姫様に早変わりです。
 

『未知庵のきなこ体操』「電子レンジ」
 「電気いらないって……電子レンジではないんじゃないか?」 未知庵の登場人物からよもやまともなつっこみが入るとは。10月7日にコミックスが出る予定だそうです!

「千年蟻と一日おかぁさん」オガツカヅオ
 千年に一度だけ地上に現れ繁殖活動をする千年蟻。3歳になるミキはなぜかこの話が大好きだった。次に思い出したことは、ミキがくるくる回ってたけど、あれは……私も回ってたんやなぁ。目を開けると15歳になったミキがいた。

 「くるくる回ってた」という表現が秀逸です。それにしても……おそらくわかっていてマコさんを受け入れたえっちゃんは偉いと思うのです。
 
 

『ひとりぼっちの地球侵略』(6)小川麻衣子小学館ゲッサンコミックス)
 箸休めの体育祭を挟んで、いよいよちっこい大鳥先輩と本人が直接対決します。大鳥先輩はこういう姿を借りているのではなく、もともと少女型の宇宙人なのでしょうか。

銀の匙』6
 起業に向けて、具体的な方向性は見えてきつつも、(当然)なかなか思うとおりには企画が通りません。馬術部に後輩が入部しました。

   


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