「いちばん楽しい海外ミステリ・ドラマ」若竹七海
「10人の識者によるオススメ50選+α」小山正・月村了衛・山崎まどか他
「奇術探偵ジョナサン・クリーク」の脚本家デイヴィド・レンウィックは、カーやブラウン神父が大好きなのだそうです。
「ビギナー向け海外ミステリ・ガイド」
新連載。第一回目は「はじめての○○」として、「アーサー・コナン・ドイル」と「ハードボイルド」が掲載されてます。
「マイ・フェイバリット・ミステリ」皆川博子
ボワロー=ナルスジャックをチョイス。
「『新ミステリ・ハンドブック』を作ろう!座談会(後篇)」小山正×上條ひろみ×杉江松恋×宮脇孝雄
新しい作家だけではなく、カーなら『ビロードの悪魔』とか、ボワロー=ナルスジャックとか、古典の再評価という趣もあるようですね。
「書評など」
◆北村薫『太宰治の辞書』は「私」シリーズの最新作。
「端役の男たち」J・P・マンシェット(Les Frimants,Jean-Patrick Manchette,1986)
――男は線路のそばに立っていた。若者が近づいてくると、右手をポケットに入れ、「俺はプロの殺し屋だ」と突拍子もないことを言った。ただのあぶない虚言癖の持ち主か、それとも本当の殺し屋なのか。
解説によれば「ネオ・ポラール」と呼ばれた、「『神の視点による大きな物語』よりも、目の前の出来事の描写によって『現実の存在感』もしくは『現実の不在感』を浮かび上がらせようとするもの」です。『愚者が出てくる、城寨が見える』の著者ですね。