「雨の乙女」、『ハコヅメ』8、『スキップとローファー』2、『金剛寺さんは面倒臭い』4、『おおきく振りかぶって』31

アフタヌーン』2019年9月号(講談社

「天国大魔境」18「不滅教団」石黒正数
 教団に近づいてきました。

おおきく振りかぶって」155「ランチ 2」ひぐちアサ
 崎玉とのランチの続き。また新たな目標ができました。

ヴィンランド・サガ」163「シグやんとハトちゃん」幸村誠
 父親ハーフダンの怒りを買ったシグルドの許を訪れたのは、幼なじみで第二夫人のハトルゲルドでした。

「フラジャイル」63「できること」草水敏・恵三朗
 間瀬の提案に乗った岸先生ですが……。

「スキップとローファー」12「バタバタの生徒会長選挙」高松美咲
 兼近先輩は2巻収録の第9話でもみつみにアドバイスしていましたが、この回でも彼なりの応援をしてくれます。変人ですがやはり先輩なのです。

「雨の乙女」古牧広通 ★★★★☆
 ――命を狙われている少女を助けた男は、眠っている少女の口から羽の生えた生き物が出てくるのを見た。少女の体内には森羅万象の原理を覆すほどの力が蓄えられており、少女の絶叫が終末を招くという……。

 四季賞2019夏のコンテスト四季大賞受賞作。発想といい迫力といい、終末のビジョンが素晴らしく、細かいストーリーなどどうでもいいほどの力がありました。
 

「もう、しませんから。」西本英雄
 来月号から綾辻行人十角館の殺人』漫画化が新連載。
 

『ハコヅメ』(8)泰三子(講談社モーニングKC)
 巻頭第63話は、カナの新人時代の話。カナのことよりも生安係長の宇宙人っぷりがすごい。続く第64話は、警官同士の阿吽の呼吸に憧れる川合。形から入るところは成長してませんが、知識は着実に増えているようです。第66話はホラー(?)篇。第69話は時々ある訓練篇。生安の益田は初登場でしょうか? 地味にインパクトのある大ボケをかましてくれてます。
 

『スキップとローファー』(2)高松美咲(講談社アフタヌーンKC)
 高校らしく球技大会。団体競技で交流したことで、いじわるな江頭さんとの距離も近づきました。それにしても志摩くんはモテモテです。なんだかラブコメになってしまいそうな終わり方でしたが、本誌の方では相変わらずなので安心しました。
 

金剛寺さんは面倒臭い』(4)とよ田みのる小学館少年サンデーコミックス
 作者twitterで連載時のカラーの仕掛けを再現したとあったので、どんなものなのかと購入。おおなるほど。単純にカラーなだけでなく、白と黒という金剛寺さんものらしいテーマから上手くカラーに繋げられていて、仕掛け倒しではありません。この巻にはほかにも五段組漫画や、多世界に分岐した漫画や、下段で別ストーリーが展開して本篇でしっかり伏線回収してたりと、「漫画でしかできないこと」「雑誌でしかできないこと」に溢れていました。それにしても金剛寺さんは感情豊かになりました。
 

おおきく振りかぶって』(31)ひぐちアサ講談社アフタヌーンKC)
 崎玉戦の続き。おまけ漫画とカバー袖のキャラクター紹介もネタがなくなってきたのか、誰これ?な感じに。
 

      


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