『時のきざはし 現代中華SF傑作選』立原透耶編(新紀元社)★★★☆☆

『時のきざはし 現代中華SF傑作選』立原透耶編(新紀元社

 『The Stairway of the Time: An Anthology of Chinese Contemporary Science Fiction』2020年。

 日本オリジナル編集の中華SF傑作選。

「太陽に別れを告げる日」江波《ジアン・ボー》/大久保洋子(告别太阳的那一天,江波,2016)★★☆☆☆
 ――その日がついにやってきた。ワームホールが開き、無限量子号はもう一つの時空に向けて飛び込むのだ。「すぐに準備しろ。宇宙で作業をするぞ」船長は僕にそう命令した。強《チアン》が外で待っていた。強は一番の親友だ。今回も僕たちはペアを組んだ。僕たちは探索艇に乗り込んだ。他の艇を素早く追い抜いていく。強が突然驚きの声をあげた。「無限量子号が……爆発した!」

 青春SFとでも言えばいいのか、甘ったるさに満ちています。「命令を出すだけで済むのに、一人一人船長室に呼ぶなんて」と言わずもがなのことを書いているせいで真相は見え見えなので緊迫感はありません。『11人いる!』のような前例と比べても、ワンアイデアのみの作品なのでネタが割れればそれまでです。
 

「異域」何夕《ホー・シー》/及川茜訳(异域,何夕,1999)★★★☆☆
 ――現在の世界が三百人の人口を養えるのは、西麦《シー・マイ》博士の研究成果あってのことだ。俺たちの任務は西麦農場で脱走した家畜を追い込むことだった。最先端の人材を緊急召集するとは大袈裟だと思っていた。ところが緊急救援信号を受けて藍月《ラン・ユエ》の後に続いて駆け出すと、三名の隊員の血まみれの残骸が見つかった。完全武装した特殊部隊の戦士を短時間で喰らい尽くす怪物がいるというのか? 俺たちがセンターに着くと、家畜を捕獲するための機械が並んでいる。型番が新しくなるにつれ機械は大きくなっていた。それが意味するところはつまり……。

 SF要素がてんこ盛りです。核となっているのは、時間の流れを速めるというアイデアであり、収穫速度を上げて食糧問題の解決を図るというのは大人口国家中国らしい発想です。外敵となる生物も同じ速度で進化してしまう問題が発覚するも、肝心の怪物がなかなか姿を見せないところからは怪奇小説のエッセンスを感じます。いよいよ怪物が姿を見せてからは、怪獣VSロボットという怪獣映画の楽しさがありました。最後にはふたたび現れるであろう次に進化してくる怪物から人類を守るため、自ら農場で生きて新人類となる道を選ぶという壮大な話になります。短篇にしては詰め込みすぎで、却って取っ散らかっているように感じました。
 

「鯨座を見た人」糖匪《タンフェイ》/根岸美聡訳(看见鲸鱼座的人,糖匪,2015)★★★★☆
 ――「夏休み中の星間旅行について書きましょう」。父親も母親も莉蓮《リーリエン》も、苦しい生活を乗り越える術を持ち合わせていると信じていた。この時までは。そんな費用があるわけがない。二十二歳の時、ある人の前でこのことが話題に上った。「あの課題、僕は満点だった。君は?」「父が代わりにやってくれたの。先生は、その星は物理法則に反していて存在しないものだと考えた。父親は怒って先生を説得した」。あれから十年たつ。パフォーマンスアーティストだった父親のマネージャーから渡されたのは、梨の木で作られた立体鏡だった。あの写真もある。「写真は本物? 合成?」「父は本物だって言ってた」。父親最後の舞台は、宇宙の誕生と変遷を映したガラス部屋で、発狂した小象に潰されるものであり、クローンを身代わりにする恥知らずなトリックだと批判された。十二年前、当時まだ二線級だった大評論家から、鯨座を観測する方法はない、写真は偽の画像だと言われて以来、父は「あの鯨座を見た人」と呼ばれるようになった。今では彼女は宇宙飛行士になり、人類史上初のワームホール通過を来週に控えていた。

 とてもいい話なのですが、代名詞ばかりで非常に読みづらい作品でした。たった一つ、星間旅行に連れて行ってあげられない子どものために作りあげた偽の鯨座画像は、父親にとって真実でなければならなかったのでしょう。子どものためなのか自分のこだわりなのかはともかく、譲れないものとなってしまったがために、不幸が待ち受けていました。それだけのことをして父親が守ったものが、(とうにわかっていたとはいえ)科学の発展によって偽物と暴かれるラストが切ない。
 

「沈黙の音節」昼温《ジョウ・ウェン》/浅田雅美訳(沉默的音节,昼温,2017)★★☆☆☆
 ――十三歳の時、私を可愛がってくれた父方の叔母が事故に遭った。「叔母さんのことを忘れたら苦しくなくなるぞ」。心を囲う壁が打ち建てられ、思い出と悲しみは遮られた。大学三回生の時、私は楊淵《ヤン・ユエン》と知り合った。「ねえ、君は顎関節症なんだろう。僕の家はその研究をしているんだ」。彼の母親・孫《スン》女史が勤めている音響学研究所へ見学に行った。無響室で楊淵が文字を読み上げるたびに、孫女史はコンピュータにマークを入れていた。顎関節症のための実験だという。「無響室ってどんな感じなの?」「本当に静かなんだ。長くいると心の内なる声を聞けるそうだよ。入ってみるかい?」「ええ」。トクトクキイキイブーンブーンブーン。可音《コーイン》、可音、可音! 私を呼ぶ叔母の声だ。私はその時になって初めて、母に叔母の死因をたずねた。「人体自然発火現象?」

 ハード言語SFっぽいシリアスな雰囲気で進んでいたのに、最後の最後にバカSFになるのだから油断がなりません。機械では代用できない百分の一秒レベルの発音の違いといったような、発音の繊細さ難しさの描写に伏線を張っていると言えるのでしょうか。いや言えないよな。。。【※「一部特殊な音波は分子の強力な再結合運動を引き起こし、激しく発熱し、もしすぐに放熱しなければ、その物体は自然発火を起こす」のだ!
 

「ハインリヒ・バナールの文学的肖像」陸秋槎《ルー・チウチャー》/大久保洋子(海因里希•巴纳尔的文学肖像,陆秋槎,2020)★★★☆☆
 ――バナールはギムナジウム時代に義父と賭けをしたことについて友人への手紙で触れている。卒業までに一篇でも雑誌に掲載されれば自由に進路を決めて良い、だがもし掲載されなければ医学部に進学して義父の診療所で働かねばならなかった。事実が証明するように、彼はホーフマンスタールのような天才ではなかった。医学部に在学中、ついに念願かない、月刊誌に最初の作品を発表した。ほぼすべて紀元前の詩人の模倣で、古めかしく陳腐で、誰からも注目されなかった。

 本書のための書き下ろし。架空の文学者をめぐる架空の一代記。それだけでも充分にSFなのですが、詩でも戯曲でも成功しなかったこの三流文士は、当時流行していた未来小説の影響を受け、「ゲルマン民族が人類を率いて異星の文明に対抗する」という歌劇を構想し、ヒトラー暗殺を阻止するためタイムリープを重ねるという作品を書き始めるのだから笑ってしまいます。
 

「勝利のV」陳楸帆《チェン・チウファン》/根岸美聡訳(V代表胜利,陈楸帆,2016)★★☆☆☆
 ――第三十四回オリンピック競技会は、人類史上初めての仮想現実で開催されるオリンピックである。遺伝子や金銭、科学技術の前では公平な競争などなく、ヴァーチャルリアリティだけが唯一のフェアプレイへと通じる道であると支持者たちは考えた。Qはそのようには考えない。人間の肉体の様々な瑕疵があるからこそ、努力がリアルで有意義なものとなり、リアルなものだけが美しいのだ。

 スケッチのような掌篇です。
 

「七重のSHELL」王晋康《ワン・ジンカン》/上原徳子訳(七重外壳,王晋康,1997)★★★☆☆
 ――甘又明《ガン・ヨウミン》がコンピューター水槽の番組を夢中で見ていると、義兄の呉中《ウー・ジョン》夫婦が帰ってきた。「そんなのは二十年前の骨董品だ。我々が今使っているのはSHELLという。甘くん、バーチャル世界に挑戦してみないかね?」「僕にぴったりだ!」「私の話は簡単だ。君をバーチャル世界に出したり入れたりする。自分が現実世界に帰ってきたと確信できたらサインを送ってくれ。君の判断が正しければ、一万ドルを懐に帰国することになる」

 現実と区別のつかない仮想現実の世界に入って疑心暗鬼に陥ってしまうという話が、中国で1997年に書かれていたという事実にちょっとびっくりします。ただ、都合六度ある現実世界への帰還のうち最初の数回は、どれも命の危機に陥っていてバーチャルだと見抜いていようといまいとサインを送らざるを得ない状況にあるので、話の進め方があまり上手だとは言えません。恐らく精神的にもうボロボロになっていたということなのでしょうけれど、七度目の判断も短絡的と言わざるを得ませんでした。訳が直訳調で読みづらい。
 

「宇宙八景瘋者戯《うちゅうばっけいふうじゃのたわむれ》」黄海《ホアン・ハイ》/林久之(躁郁宇宙,黄海,2016)★☆☆☆☆
 ――火星宇宙センターでは科学者たちがデータを注視していた。盤古号はコントロールを失ったのち、木星の引力場に突っ込んだきり姿を消してしまった。行方がわからなくなる前の通信では多くの人が精神病の発作を起こしているという。科学者は分子宇宙船を用いて盤古号を追いかけようと考えていた。それには程一平《チェン・イーピン》の超能力が必要なのだ。

 ドタバタですらありません。
 

「済南の大凧」梁清散《リアン・チンサン》/大恵和美訳(济南的风筝,梁清散,2018)★★★★☆
 ――一九一〇年、山東省の済南《チーナン》北部にある工場で爆発が起きた。爆発の原因は技術者の陳海寧《チェン・ハイニン》がいつも身につけていた金属の装飾品が落下して機械にぶつかり火花を生じ、火薬庫に引火したことだった。私は記事に違和感を覚え、調査をすることにした。どうして連続爆発が起きたのか? 当時の工場はそれほど密集していたのだろうか? 見つかったのはドイツ語の文献だった。新聞記事の写真には巨大な凧が写っており、その下に座椅子がついている。地元の地方志編纂室でさらに調べると、その大凧は飛行機を製造するための最初の実験に過ぎなかったことがわかった。

 解説に「晩清パンクSFを創造した」とある通りの清朝スチーム(?)パンクでした。謎めいた爆発事故に疑問を抱いて真相を探ってゆく推理小説のような経過はスリリングですし、晩清パンク作家たるに相応しいアナクロな真相にも昔のSFが持っていたようなロマンがありました。
 

「プラチナの結婚指輪」凌晨《リン・チェン》/立原透耶訳(铂戒,凌晨,2007)★★☆☆☆
 ――統計によれば男女比は一五四:一〇〇。四十五人の男児が結婚相手を見つけられないということだ。もし蘇栄《スー・ロン》が結婚しなかったとしたら両親はどうやって孫を抱くというのか? 蘇栄は雑誌の広告を指さした。「星際婚姻、安価で、地球の適齢期の男性にもっとも良い選択」。実際にやって来たクモトゥオ人の娘は写真とは違い全身どこもかしこも平らで、目も鼻も口も皮膚に埋もれていたし、地球のどの言語も使えなかった。それでも時間を過ごすうちにイライラしなくなり、この娘っ子は努力しておれの世話をしてくれてるんだ、と感動さえするようになった。

 中国の現実の社会問題を反映させたような設定でありながら、ずいぶんとのほほんと話は進み、最後は民話のように終わります。
 

「超過出産ゲリラ」双翅目《シュアンチームー》/浅田雅美訳(超生游击队,双翅目,2017)★★☆☆☆
 ――夜の帳が下りた頃、ヒドラのような形状をしたチョウチンの幼生がパイプから舞い出て来た。一匹は赤く、一匹は青い。赤い幼生はパイプに貼り付き、「チン、チン、チン」と高周波音を発した。するとパイプから無数の幼生が漂い出た。青い幼生は壁に貼り付き素早く分裂し、五分後、成熟したチョウチンクラゲになった。それは中心に青い光が灯されているように見え、空気中で移動・呼吸することができたが、チョウチンクラゲに似ていたため今では自分たちでもそう称していた。

 異なる生命体とのコンタクト……というか、ほぼ一方的にチョウチンクラゲがスルーし、人類には為すすべもなく「小牧魚」となるのでした。
 

「地下鉄の驚くべき変容」韓松《ハン・ソン》/上原かおり(地铁惊变,韩松,2003)★★★★☆
 ――周行《ジョウ・シン》は下車するまで七、八駅乗らねばならない。多少の間ならぎゅうぎゅう詰めでも我慢できる。ところが駅に着いたはずなのに電車は相変わらず疾走し続けて停まらなかった。車外には一つのプラットホームも現れず、かすめ去ってゆくのは墨の塊のような暗黒だった。一時間半が過ぎた。目の前の女性はチアノーゼの顔色になっている。「大丈夫ですか?」「ええ。ちょっと息苦しくて」。女性が持っていたクッキーを配った。この時には女性の化粧の匂いも心地よく感じられた。四時間が過ぎた。ロッククライミングの経験があるという若者が、窓ガラスを割って先頭車両まで這って行くことにした。

 現実から離れて時間が加速してゆく電車で起こる不条理な幻想小説のような話が一転、取って付けたように乗客の一人がご都合主義な発明品を取り出しますが、それさえも解決ではなくさらなる悪夢への入口でした。
 

「人骨笛」吴霜《ウー・シュアン》/大恵和恵訳(人骨笛,吴霜,2017)★★★☆☆
 ――学友たちには理解できなかった。時間旅行の選択肢はこんなにも多いのに、どうして提蘭《ティーラン》はいつも史上最も混乱して凄惨だった五胡十六国時代に行くのだろうか。幼い時から提蘭は、夢の中で何度も奇妙な情景を体験してきた。張教授がタイムマシンを発明した時、実験グループに応募したのは、あの夢の世界はかつて実在していて、自分の前世の記憶なのではないかと思ったからだ。荒野と、一艘の宇宙船上の羽人。どうやら提蘭は羽人の一人であり、族長を愛慕しているらいし。族長の左の翼はべったりと血で汚れ、右の翼は切断されていた。

 言い伝えの記述をもとに想像を広げたファンタジーです。もとの記述は宇宙船と羽人の目撃情報のみで、異民族との戦いや羽人の骨笛による殲滅は著者のオリジナル。夢を前世の記憶と考え、タイムマシンで夢の世界をさがすという設定に劣らず、愛する者や一族との別れなど、ロマンチックな内容でした。
 

「餓塔」潘海天《パン・ハイティエン》/梁淑珉訳(饿塔,潘海天,2003)★★★★☆
 ――二週間前、彼らの乗ったスペースシャトルは砂漠に墜落し、半分の人が即死した。救援は早くとも三か月以上先になる。古い地図を検討した結果、人の気配のありそうな苦行者冥修教派の修道院を目指した。十四日後、ようやく修道院の塔が見えた。凶暴なジンに襲われ、二週間で十四名の命が失われた。この星の猛獣にはレーザー銃も効かなかった。食糧はもうない。大尉は神父に食糧の捜索を命じた。

 飢えとの戦い、猛獣との戦い、人肉食。よくある話ですし、神父以外の登場人物はほとんどがまともに描かれないのですが、状況だけでドラマを生み出しているところからは筆力を感じます。最後は現実なのか妄想なのか判然としませんが、いずれにしてもその先には悲劇的な結末しか待ってはなさそうです。
 

「ものがたるロボット」飛氘《フェイダオ》/立原透耶訳(讲故事的机器人,飞氘,2005)★☆☆☆☆
 ――むかし、ただ物語を聞くことだけが好きな王さまがいましたが、宮中に養われていた物語を語るひとたちが、知っている物語をすべて語り終えてしまいました。そこで王さまは科学者に命じて、ものがたるロボットを作らせました。「最も不思議な物語を語って聞かせよ」。途中まで話したロボットの声が止まりました。「陛下、この物語には二つの結末がございます。どちらが良いか計算できません」

 初めから結末のない物語は、よほど巧くないと設定倒れになってしまうと思うのですが、取り立てて何の工夫もありませんでした。
 

「落言」靚霊《ジン・リン》/阿井幸作訳(落言,靓灵,2018)★★☆☆☆
 ――大きく平たい手を掲げて落言星の小人が雪原にたたずんでいる。飛行船の修理のため停留したこの星で、エネルギーを太陽から補充するのに八十~九十日かかる。記録映像を見るとマイナス何十度の世界にプラス数百度の斑点が混じっていた。落言人はなぜ降ってくる石を手で受け止めようとしているのか。私は地面に落ちている石を拾った。石には放射性物質が含まれており、石の中では緩やかな核分裂が起きていた。「落言人は石を食糧とし、岩を言葉とし、カドミウムを歌とする」という資料の言葉はこのことを差していたのだ。

 小さな子どもならともかくいい年こいた娘を宇宙船に乗り込ませて、その娘が現地人とコミュニケーションを取って心を通わせたり難破船のピンチを救ったりと、ご都合主義にもほどがあり、素直に楽しめませんでした。なぜわざわざ娘にしたのでしょうか。独自の言語を有している異星人という設定にまだまだ可能性があるようで、作家の想像力には脱帽しました。
 

「時のきざはし」滕野《トン・イエ》/林久之(时间之梯,滕野,2017)★★★★☆
 ――陳渙央《チェン・ホワンヤン》は頭を垂れて宜室殿に進んだ。「顔を上げい」老いた声が響き渡る。死後、漢の武帝と呼ばれることになる男だ。「朕が即位して数十年、大漢の至る所にそちの影を見た。朕のほどなく世を去るというころになって姿を見せたのは何ゆえじゃ? それに、そちのほかに男が同行しておったはずだが?」「かの者は……永遠に去ってしまいました」「そうか。報酬なら何なりと申せ」「太史公に会わせて下さいませ」。司馬遷に会った陳渙央は言った。「史書の内からわたくしの登場する箇所を一切削除して下さいませ」。武帝の前から姿を消した陳渙央はハルン・アルラシッドの玉座の下にいた……。

 時層というアイデアをそのままバベルの図書館状の回廊として描いてしまうのは盲点でした。自身の痕跡を消そうとする謎のトラベラーの正体が気になって読み進めると、知的探究心ゆえに引き裂かれてしまう夫婦の悲恋が待ち受けていました。そこで終わらないのがこの話の特徴でもあり、結局のところ二人とも根っからの学者だったようです。

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