『GOSICK II その罪は名もなき』桜庭一樹(富士見ミステリー文庫)

 今回は八つ墓村とかそっち系で、あんまり本格ミステリしてません。

 〈“灰色狼の末裔”たちに告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する――〉新聞の広告欄に掲載された謎のメッセージ。それを見て熱病にうなされるように、学園を飛び出すヴィクトリカ。彼女と九条一弥は、ある山間の小さな村を訪れる。そこは、ヴィクトリカにとって忘れ難い場所であった……。夏祭りが近づく謎多き村で起きる不可解な殺人。そして過去に起こった不可能な殺人。二つの事件に巻き込まれていくヴィクトリカと一弥は、混沌の欠片を集め、確実に真実へと近づいていく。祭りの篝火の向こうにある血塗られた真実とは? 絶好調ゴシック・ミステリー第二弾!(カバー袖あらすじより)
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