『Memoirs of the Comtesse du Barry』Étienne-Léon de Lamothe-Langon

 デュ・バリー夫人回想録――という体裁の小説『les Mémoires de la comtesse du Barri』の英訳版がネット上で読めるので、読み始めたのですが……回想録なのでデュ・バリー夫人の一人称で、ルベルが国王の使いでやって来たことや、国王との夜食のこと、グラモン夫人やショワズールとの軋轢、デギヨンやリシュリューとの会談などが書かれています。これがメリハリもなくだらだらと書かれているだけなので、恐ろしくつまらなかったです。ルイ15世がションのことを「petite Chon」と呼んだり「grande Chon」と呼んだりした、だとか、デュ・バリー夫人に「la France」と呼ばれて、怒るどころか涙を流して笑った、だとかいうような、微笑ましいというよりは脱力するようなシーンが印象に残っています。

 読むのがしんどい。。。

  


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