『ミステリマガジン』2024年1月号No.762【ミステリが読みたい!2024年版】
海外編のベストテンには興味のあるものがありませんでした。国内編の1位~3位『可燃物』米澤穂信、『君のクイズ』小川哲、『鵼の碑』京極夏彦はまだ読んでませんがいずれ読むつもり。12位『禁じられた館』ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィルは、これまでまったく知られていなかった黄金時代のフランスミステリ。以前華文ミステリ特集のとき「涙を載せた弾丸」(→ここ)が掲載されていた「中国のディクスン・カー」孫沁文の長篇『厳冬之棺』がいつの間にか刊行されていたようです。華文ミステリからは、蔡駿『忘却の河』『幽霊ホテルからの手紙』も好評なようです。『忘却の河』は千街晶之と三津田信三がベストテンに入れてました。
早川書房2024年の新刊は、ポケミス2000番記念作品『両京十五日』、「ロス・マクドナルドにオマージュを捧げた」陸秋槎『喪服の似合う少女』など。
「迷宮解体新書(137)呉勝浩」村上貴史
「書評など」
19位だった孫沁文『厳冬之棺』はここでも取り上げられていました。復刊・新訳コーナーはクリスティー『ハロウィーン・パーティー』など。映画化に合わせた新訳のようです。
今月号は「華文ミステリ招待席」はお休みのようです。読むものがほとんどありませんでした。