いよいよエプシロン登場。手塚版とはまったく違うのにそっくり。なよなよというか繊細で優しい感じがすごく出ています。
そういえばゲジヒトは「熱線や磁力線は役に立たない」「ゼロニウムという特殊合金」で出来ていたのでした。オリジナルの設定をこんなふうに活かすとは。うまいうまい。
1巻にこそ、ノース2号の完結したエピソードが収録されていたけれど、だんだん浦沢直樹の悪い癖というか盛り上げテクニックというか、いろいろなエピソードが細切れに平行して語られ出したので、なかなか話の展開がまとまらなくてじりじり焦らされる。次巻が待ち遠しい。
アブラー博士が作ったロボットがキモチワルイ。へたなホラー漫画は目じゃない。
そしてプルートウも徐々に正体を現わしかけております……。プルートウのシルエットがちょっと人間くさくて生々しいんだよなぁ。個人的にはもっとロボットロボットしていてほしいのですが。いずれにせよ次巻以降期待。
巻末に夏目房之介のエッセイ収録。浦沢の人物は「焦りの汗」をかかないそうだ。「だって、そういうとき人間って汗かかないじゃん(笑)」だそうです。こだわりだなー。
---------------------------
amazon.co.jp で詳細を見る。
-----------------------------
amazon.co.jp で詳細を見る。
------------------------------
HOME ロングマール翻訳書房