『怪盗紳士ルパン』モーリス・ルブラン/平岡敦訳(ハヤカワ文庫)★★★★☆

ミステリマガジンかどこかで、訳が違うとこうも違うのかと評価されていたので読んでみた。かなり以前の記憶を探るかぎりでは、偕成社版に比べると、大げさでクサい感じがなくなってるかな。 『Arsène Lupin, gentleman-cambrioleur』Maurice Leblanc,1907年…

『剣の八』ジョン・ディクスン・カー/加賀山卓朗訳(ハヤカワ文庫)★★☆☆☆

ハドリー警視が警視監から頼まれたのは驚くべきことだった。スタンディッシュ大佐の屋敷にポルターガイストが出たのだ。絵が床に落ち火かき棒が動き出した。宿泊中の牧師が助けを求めて祈っていると、インク壺が飛んできた。叫びを聞いて屋敷中の人間が駆け…

『マローン御難』クレイグ・ライス/山本やよい訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)★★☆☆☆

帯の若竹七海の惹句によると、「ビターなミントチョコレートの香り/お子様にはわかるまい、この読後感」だそうである。 お子ちゃまでした……_| ̄|○ 途中までは面白かったんだけどなぁ。ミステリとして完成度が高くなくてもぜんぜん気にしないから、ユーモア…

『はなれわざ』クリスチアナ・ブランド/宇野利泰訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)★★★☆☆

ブランドといえば――? ――容疑者一同が集まってがやがやと噂話やら議論に明け暮れ、とんでもないトリックがあり、二転三転の果てに瑕瑾のない論理が展開……そんなブランドの特徴を過不足なく備えた代表作が本書です。 ところがこの本がブランドによる本格ミス…

『パンチとジュディ』カーター・ディクスン/白須清美訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)★★★☆☆

結婚式前日、かつての職場、英国情報部の上司であるH・M卿に呼び出されたケンは、元ドイツ・スパイの老人の屋敷に潜入を命じられた。その老人が国際指名手配中の怪人物Lの正体を明かすと情報部に接触してきたので、真贋を確かめろというのだ。だが、屋敷でケ…

『愛国殺人』アガサ・クリスティ/加島祥造訳(ハヤカワ文庫)★★★☆☆

憂鬱な歯医者での治療を終えてひと息ついたポアロの許に、当の歯医者が自殺したとの電話が入った。しかし、なんの悩みもなさそうな彼に、自殺に徴候などまったくなかった。これは巧妙に仕掛けられた殺人なのか? マザー・グースの調べに乗って起こる連続殺人…


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